2006年07月14日
手作り手運び弁当
毎朝仕事に行く時、嫁が弁当を作ってくれるようになった。
弁当が出来上がると、娘・R(2才)が弁当箱を運んで
「ぱぱ、おべぇんと、どうじょー!!」
と僕のカバンに入れてくれる。急いでいて僕が自分で持って行こうとすると、
「だめ!Rちゃんがするの!」
と怒ってしまうのである。弁当運び係を自認しているのだ。そして嫁の言うところによると、僕が会社に行った後でも
「ぱぱ、おべぇんと、たべてるかなー?」
と窓から空を見上げて心配しているという。まるで世話焼き女房のようである。しかしRはどうも僕が会社に行くのは仕事をしに行くのではなく、弁当を食べに行くためだ、と思ってしまっているようである。今朝も
「じゃあR、パパ会社に行くよー」
と言うと
「Rちゃんは、今日は、公園であそぶの!ぱぱは かいしゃに、おべぇんと、たべにいくのね!」
なんてことを言われてしまった。弁当を食べるだけで給料をもらえたらどれだけ楽か。いずれそれに近い状態になってしまう可能性は充分あるが。リストラされて、会社に行くフリをして公園で弁当だけ食べて帰ってくるとか。
そんなことを考えると、弁当の味もいつもより心持ち塩辛かったような。