ちはやぶる 娘は食べず ベジタブル

「はんばーぐ」

娘・R(2才)との会話の中で、「どんな食べ物が好き?」と聞いたらそんな答えが返ってきた。

「こないだのぴよちゃん教室でもそういう質問されて、ハンバーグって答えてたよ!」

と嫁が言う。ぴよちゃん教室とは幼稚園に入園できる年齢未満の幼児のための教室である。

「他の子はなんて答えてた?」

「○○ちゃんはキャベツって言ってて、●●ちゃんは枝豆って言ってた」

「ぴよちゃん教室ってイモムシとか酔っ払いオヤジがいるのか…」

今の子供達だから、僕の時代とは比べ物にならないぐらいの高級な食べ物の答えが出てるのではと思ったが、2才児に限ってはそうでもないようだ。野菜が好きだなんてヘルシーである。中トロとか言う子がいたらその肥えた体を埋めてやって北京ダックにしようかと思った。

Rはちょっと前までは野菜でも好き嫌いなく何でも食べ、野菜ギライの僕に似ずいい子であることよ、と思っていたのだが、最近だんだんと野菜を除けて食べるようになって来て、ああやっぱり僕の子だと嬉しいような悲しいようなことになっている。食べさせようとしても

「めっ。いやー」

と拒否されてしまう。

「野菜もちゃんと食べなさい」

とは言うものの僕も苦手なので、Rと食べる時はその手前上まさか僕も食べないわけにはいかない。Rと共に覚悟を決めて、「はっ」と腹に気合を入れて勇気を振り絞って食べる所存である。

これを勇気野菜といいます。


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