2006年06月07日
かめかめ歯。息子に歯が生えた。
僕が会社から帰って来て、駅を降りると雨が降っていた。
傘がなく慌てて家まで駆け込むと、息子・タク(8ヶ月)がアウアウ言いながら僕の元にハイハイして来た。
しばらくタクと戯れていると、タクの歯茎に白いものが見えるではないか。
「あっ。歯が生えてる」
ついに1本目の歯が生え始めていたのである。
「あ、ほんとだ!」
嫁も駆け寄って覗きこむ。
「…でも、何故上の歯からなんだろう」
普通は下の前歯から生えてくるものであるが、何故か上の歯が最初なのであった。調べてみたらそういう場合もあるようである。
「タク、ちょっと噛んでみてー」
小指をタクの口元に寄せてみると、あむあむと父の小指を噛む。あなたが噛んだ、小指が痛い~などと歌ってみた。本当はたいして痛くない。
タクは娘・R(2才)と比べて成長が早いと嫁は常々言っている。身長などはまだ8ヶ月なのに、Rの1才半の時と同じである。
この調子であれば、嫁が唯一心配しているタクの男性のシンボルが小さい、ということも杞憂に終わるのではないだろうか、と僕は楽観視している。というよりも父である僕より大きくなってしまっては些か悔しいのである。それはまあ別の話で。
「あなた、帰ってくる時雨降ってたでしょう」
嫁が言った。
「うん。傘がなくてさ…」
これを雨天乳歯といいます。
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