2006年06月03日
五月の濡れ場。五月濡れ。
昨日の日記の続き。
5月もあと1時間で終わってしまい、このままでは「やらずの1ヶ月」になってしまう瀬戸際、嫁に襲い掛かるかどうか、というところで終わっていたが、さてどうなったか。
結果を先に書くと、あっさりしっぽりうっふんであった。
嫁の寝床に忍び込む時は、それはもう決死の覚悟だったのである。赤いTシャツに身を包み、「赤備え」の意気込みを示した。
赤備えとは戦国時代、武田家の武将・飯富虎昌と山県昌景、徳川家の井伊直政、大阪夏の陣においての真田幸村などの軍隊が行っていた、甲冑から旗差物まで全ての武具を赤で統一することである。
戦場での赤一色は目立ち、手柄を立てんとする敵軍から狙われやすいことになるが、逆に「腕に覚えのある者はかかって来い」という精強部隊であることの象徴なのである。
「目指すは嫁の首ひとつ」
そんな意気込みであった。
更にはその赤Tシャツには「北の国から」というさだまさしが「あーあー」と歌うことで有名なドラマのロゴと、テポドンミサイルのイラストが施されており、これも
「金ちゃんのテポドーンとやってみよう」
という不退転の意志を表したつもりであった。僕は「北の国から」のテーマソングを口ずさむと、何故か途中から大岡越前のハミングになってしまう。しかしこのことは今とは関係のない話だ。
色々と決死の覚悟で嫁の寝床に忍び込むと、当の嫁は左に息子・タク(7ヶ月)、右に娘・R(2才)に挟まれ、窮屈そうに寝ていた。僕が近付くと幸運なことにその気配に気付いたのか目を覚ました
これ幸いとばかりに
「そこじゃ窮屈だろう。僕の寝床においで」
その後は言わなくても分かるだろう…?とねっちりと誘った。
「…じゃあコーラ買ってきて」
嫁はコーラ1本で承諾してしまった。そんなものでいいのなら10ダースぐらい買い置きしておこうか。
ようやく5月最初で最後の本番にあいなり、踏ん張りどころで
「そんな四つん這いでヘコヘコ動く姿がタク(8ヶ月の息子)と全く同じよ。血は争えない」
と嫁に指摘され、一時的に不能状態になったりしたが、何とか滞りなく執り行われた。
「いやー、今月全然やってないから、どうなることかと…」
安堵の気持ちで嫁に語ったところ
「あんたやってるでしょ!」
「うそお」
「覚えてないの?」
「うん」
嫁によると、どうも今月中どこかで致していたらしい。
…全く記憶にない。鶏の頭は3歩歩くと忘れるというが、僕の亀の頭もちんぽ入れると忘れてしまうようだ。
そんなわけで、始めは火の玉のように決死の覚悟で臨んだ夜這いであったが、終わりはなんともモニョモニョとした締りのない結末であった。
これを亀頭蛇尾といいます。
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