2006年06月02日
アブラウンケンミソカ
もうすぐ月が変わろうとしていた夜のひととき。5月31日の11時PM。シャバダバシャバダバ。
僕は家のパソコン部屋において、モニタとにらめっこしていた。画面の中で、色黒い男とセーラー服の上着を捲し上げられた女の子が組んず解れつくのまぐわいを行っていた。ただ僕は映像そのものに釘付けだったわけではない。そのぶるんぶるん震える乳映像の向こうに、同じ乳とは思えぬ程貧相な嫁のそれを思い浮かべ、モニタの前で硬直していたのである。
というのもこの5月の晦日において、今月は一度も交わりを致していないことに気付き、愕然としたのである。端午の節句はあっても、ちんこのセックスはなかった。記憶が正しければ、確かゴールデンウィークが明けたあたりに嫁にまぐわい申請をしたところ、
「連休前にやったでしょ!!」
けんもほろろに断られたので、4月後半以来致していないことになる。
由々しきことだ、と愕然となった。結婚以来1ヶ月もしていないことなどなかった。これは予兆である。セックスレスへの始まりなのだ。1ヶ月が2ヶ月、2ヶ月が半年、半年が1年、1年が10年、というように雪ダルマ式にまぐわらず期間がどんどん延びていくのだ。
されば今こそ嫁に突入すればよい、のだけれども…。それが気軽に出来れば1ヶ月も交わりがないわけがない。嫁は隣の部屋で寝ていた。嫁は僕が仕事から帰ってくる前に、子供達ととっとと寝てしまうことが殆どである。育児に疲れ果て、泥のように眠っている嫁を揺り起こし、これからボクチンとポテチン、などと言おうものならどんなに怒り狂うか、火を見るより明らかである。
将門の首塚を掘り起こすに等しい。触らぬ神に祟りなし、触らぬ嫁に孕み無し、なのである。
そんなわけで夜這うことも出来ず、泣き寝入りするには体が火照り過ぎ、こうして蛇を前にした蟇の如く脂汗を流しながらパソコンの前で固まっているのであった。
だがいつまでも固まっているわけにはいかぬ。もう5月が終わってしまう。固まっていてよいのは股間のみである。6月がもうそこまで来ている。
6月は水無月という。しかし水無月が来る前に、5月は全く女体に触れられなかったということで、ひとりしこしこオナ月であった、という結果になってしまいそうなこの危機。
月次エロ決算において、実績ゼロにはしたくはない。何としても嫁の秘所に辿り着かなければならぬ。娘・R(2才)の秘所には毎朝のようにおむつ交換時に対面しているが、いくら少女趣味の僕でも実の娘の、しかも2才では欲情はせぬ。よく誤解されるが本当である。処女雪のように穢れ知らずのそれは神聖であり、感動で涙することはあっても邪な気持ちは抱かない。聖書の言葉にもある。
人はパイパンのみにて生きるにあらず。
かくして僕は嫁と刺し違える覚悟で寝室に向かった結果は…。
長くなったのでまた明日(すみません)
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