2006年05月13日
21世紀ハイハイの旅
息子・タク(7ヶ月)はハイハイを覚えるより先に「お座り」を覚えてしまったのだけれども、最近ようやくズリズリと前に進めるようになってきた。
これを「ズリハイ」と呼ぶらしいのだが。パイズリではない!
これまではダッコして欲しくても、ひたすら捨てられた子犬のような目で訴えて待つしかなかったタク。しかしその訴えも娘・R(2才)がいる分、Rに手がかかりきりだったりすると、なかなかかまってやれないことがある。
それ故に愛に飢えているのか、誰にダッコされてもものすごく嬉しそうに笑う。
愛ゆえに人は苦しまねばならぬ。愛ゆえに人は哀しまねばならぬ。
という聖帝サウザーばりの愛の苦しみ・哀しみに悩むタク。しかしケンシロウの言うとおり、愛はそれ以上のぬくもりを与えてくれるもの…。
それを生後7ヶ月にして実感しているタクは、ハイハイを体得したことにより、自分からぬくもりを求めて行けるようになった。
嫁を見つけ、何とかたどり着こうとするタク。
「タク、がんばれ。ママのところまで行けるかな?」
手に汗を握り、タクのズリハイを見守っていたところ
「あうううー」と気合の雄叫びをあげつつ嫁に擦り寄り、
「はい、頑張ったねー」
タク、初めての冒険ミッション成功。見事嫁にダッコされることとなった。
我が子の成長を目にして、僕もタクにあやかりたいと感じたその日の夜。僕はタクシ以上に愛のぬくもりを欲する男。
手にイチモツを握り、嫁の寝床までズリハイし、
「なあ今夜熱くやりましょうぞ」
とぬくもりを求めたところ
「やらぬ!」
これまたサウザーばりの退かぬ媚びぬ省みぬ、の屹然とした態度で振り払われてしまった。しかもべしっとハエでも叩くかのような手刀付きで…。
もう愛などいらぬ。
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