2006年05月03日
メイド・イン・シブヤ
渋谷の駅前を歩いていたら、
メイドが5、6人ほど歌って踊っていた。そしてそれに群がるオタク達。
メイドといえば秋葉原。オタクといえば秋葉原。秋葉原秋葉原ではメイド姿の女の子がチラシを配っていたりするのは日常茶飯事なのだが。僕は間違えて秋葉原に来てしまったのだろうか、と一瞬迷いが生まれたが、スクランブル交差点の向こうには渋谷109があった。0ta9(オタク)ではない。ここは正真正銘の渋谷。
しかし何故こんなところで。歌に合わせてピョンピョン飛び跳ねて「うおー!」とか「いえー」とか奇声を発しているオタク達の不気味さといったらない。
特に先程の画像の手前に映っている赤い帽子のオタク。彼などは頭に何故かウサギの耳を付け、パペットマンも真っ青の不思議な踊りをしていた。致命的に不気味。MP全部吸われそう。
秋葉原であったら「ああここはそういう街だから」ということでそれほど違和感は無いだろうに、ここは渋谷。とにかく浮きまくっている。「うわ何あれ」とギャルが足早に通り過ぎて行く。渋谷のど真ん中でこのような振る舞いをしていては、通りがかりのブロガーに
「大量オタ。これほんの一部ですからね。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」
とネタにされることは間違いない。ってしてるのは僕か。オタも鳴かずば撃たれまいに…。
僕の息子・タク(6ヶ月)が将来こんな風になってしまったらどうしようか。おそらく高野山あたりの密教寺にぶち込んでしまうであろう。
娘・R(2才)がステージの上のメイドアイドル(?)みたいになってしまったらどうしようか。その分の時給は払うから、そういうコスプレは父の前だけでやるように、と言うであろう。子供を持ってから
「もしRやタクがこのような大人になってしまったら…」
こう考えることが多くなった。考えつつ歩いてたら
「これどうぞー」
とイベントスタッフのような人から差し出された物をつい無意識に受け取ってしまった。
あ…頭悪過ぎ!
しかし気持ちは分かる。企業を興し、美人秘書を雇い、社長室の机の下に忍び込ませイチモツをしゃぶらせるのがひとつの男のロマンであるように、メイド喫茶のメイドを愛でるのではなく、本物のメイドを家に侍らせる財力を持つのもロマンであるかもしれない。
僕がメイドを雇えるようなステイタスを持ったとしたら、まずドラキュラが住んでいそうな怪しい洋館を建てる。そして三角木馬とかアイアンメイデンとか拷問グッズを取り揃えた地下室を忘れずに作る。
そして可愛いメイドを雇い、何か不手際があったメイドにはご主人様自ら、つまり僕が地下室に連れ込んでお仕置きをしたい。地下室すなわちお仕置き部屋である。
そこでメイドを椅子に縛りつけ、
「お前はいけないメイドだね…お仕置きをしよう…」
と嫌がるメイドに無理矢理「蒙古タンメン中本」の「北極ラーメンの超」(とにかく辛いラーメン)
「いやああ!ご主人様、お許しください!辛い!辛いわ!」
「フフフ…辛いと言いながらも、ほれこんなに食べてるではないかね。体は正直じゃのう…」
なんて…中本のラーメンは辛いが病み付きになるのだ…。
結局何を言いたいのかというと、本当はオタク達に混じってゴリゴリ踊りまくりたかったのである。ああ、僕も仲間に入れておくれ…。
メイドの道連れ。
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