おいしい器


陶芸家の宇多田理恵さんの陶芸展が開催されているので遊びに行った。

うちの食器は彼女の作品が多くて、嫁の湯飲みが割れてしまっていたのと、去年作ってもらったドンブリのお金をまだ払っていなかったのである。

あの時は宇多田さんの陶芸教室にドンブリを取りに行って、そのまま彼女らと飲みに行ってしまって、へべれけになって支払うのを忘れてしまったのだった。

「また今度でいいよ」

と彼女は言ってくれていたのだが、1年ぶりぐらいになってしまった。今日もこの後飲みに行こうと誘ったのだが、クラス会があるとのことで残念。

展示会場ではおしゃれして着飾った宇多田さんがいた。

「いやー、今日クラス会だからちょっと気合入れて…」

「陶芸展よりそっちかよ」

「会場の人には『今日はスカートでどうしたんですか』とか言われたし」

陶芸展は晴れの舞台ではないのか…。

彼女の作品は太古の昔に謎の宇宙人が洞窟に描いた壁画のような不思議さと暖かさがある。新作を眺めていると

「あ、それは納豆をかき混ぜる時に使うの」

急須のような不思議なアイテムもあったり。結局湯飲みをひとつ買うことにした。

お金を払う時に

「あ、去年のドンブリいくらだったっけ?」

「えーと、忘れた…」

「じゃあこれぐらい!」

「えー多いよ」

「利子!」

ドンブリなだけにドンブリ勘定であったとさ。

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