2006年04月09日
娘とニュルニュルダッコ
隔週刊マンガ雑誌「漫画アクション」(双葉社)に連載中の、「ぬけぬけと男でいよう」(原作:内田春菊先生、作画:イワシタシゲユキ先生)という漫画がある。
主人公は妻子ある身でありながら美女の愛人と不倫する性欲第一主義の男。でも家に帰ると愛娘にベタ惚れ、という、なんだか僕みたいな男である。幸か不幸か僕に愛人はいないが、最愛の娘・R(2才)がいる。
愛人も綺麗だが、奥さんも艶かしく描かれている。「人妻」という字を目にして浮かぶイメージとして最もふさわしいイヤらしさがある。ウチにも同じく人妻というか嫁がいるが、例えれば、同じ車という括りでもフェラーリとダイハツの軽トラぐらいの違い…それぐらいの差を感じる。最近嫁はフェラーリしてくれない。
尤もイヤらしいのは体だけではなく、やがて奥さんは浮気を察知するのだが、主人公への責め方もイヤらしい。愛人との逢瀬でなかなか帰って来ない来た主人公を、夜中真っ暗な階段に座ってずっと待っていたり、娘・橘香ちゃんに浮気をばらしたりする。それで主人公は橘香ちゃんに
「だからパパ、帰って来なかったんでしょ?」
と泣かれてしまうのである。これは効く。橘香ちゃんがまた可愛いのだ。僕の娘・Rと重なってしょうがない。僕がRに言われたならば、身も心も陰茎も縮み上がって土下座する。
物語はこの後、主人公が奥さんの交換日記を発見し、その相手と「妻も不倫しているのでは?」という疑惑が生まれていくのであるが…。
ここで主人公が、奥さんと橘香ちゃんが見知らぬ男と会っている姿を妄想するくだりがある。
「あの人(主人公)、今日も帰って来ないから」と男を誘う奥さん。男は「今日はおじさんとお風呂に入ろうか」と橘香ちゃんを抱き上げる。すると橘香ちゃんはこう答えるのだ。
(C)Iwashita Shigeyuki
…ニュルニュルダッコって?
その甘美で淫靡な響きは一体なんだ?漫画ではセリフのみしか出て来ず、具体的な描写が出ないまま終わってしまうのである。とても気になって長い間悩んでいたところ、答えは作画のイワシタシゲユキ先生ご本人のブログ、
「そらみみ電波塔」にあった。
…なるほど。主人公はその自らの妄想に
「橘香が…他の男とニュルニュルダッコ…」
と頭を抱えるのであるが、最愛の娘にまでこんな嬉し恥ずかしプレイをされたとなれば、僕だって黙ってはいない。頭にハチマキと懐中電灯をした八ツ墓村スタイルにて間男を叩っ斬るであろう。
さて、ニュルニュルダッコの全貌が解明された今、後は実行するのみである。
「R~。パパとお風呂入ろう~」
付き合い始めた彼女と初めて一緒に風呂に入るようなソワソワ感と共に、がーっとボデーソープで泡立てて、僕とRは泡だらけになって抱き合った。
「ほい、ニュルニュルダッコー!」
「ぎゃはははは!」
思いの他滑るので、Rの脇をしっかり押さえて滑り落とす。なんと心地よきプレイであろうか。どんな成人女性にも勝るであろう、滑らかなRの肌との触れ合い。
「R、楽しかった?」
「たのしかったー」
「またやろうね」
「うん」
こんなコト出来るのは今のうちだけだ。やれる内にやっとけやっとけ。思い出だよな!思い出だよな!
子供が寝てから、嫁にはよりアダルトなプレイを試みんとて
「ニュルニュルチンコー」
と嫁の頭の上に乗っけたら
「どけろ」
切り落とされそうになったのでやめた。
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