すばらしい、ワーイCMエー


僕が娘・R(2才)と一緒にテレビを見るのは土日の夜ぐらいしかないのだが、毎週同じ時間帯に観ていると同じCMが流れているものである。

携帯電話だかのCMで、女の子が歌っているクリップ。Rも覚えたようで

「あ、おねえしゃん」

とこの女の子を指を差す。この女の子はなんと言う名前のアイドルだろうか。アイドルは全然知らない。何故ならば僕の中での真のアイドルは、我が人生の中で嫁と同じぐらい最狂に愛した美少女、Rちゃんしかいないのである。

Rちゃんは以前近所のゲーセンに勤めていた女の子。走攻守(ロリ顔・巨乳・子猫ちゃん的性格)3拍子揃ったイチローのようなスーパー美少女である。ゲーマーだった僕はほぼ毎晩ゲーセンに通いRちゃんと会っていた。会いながら文通もした。Rちゃんがオフの日はゴスロリを着て来てくれたりした。

ゲーセンを辞めた後はメイド喫茶で働き、メイド姿を見て悶絶した。ただ今は何故か音信普通になってしまっているが…。彼女の名前をそのまま付けたのが、我が娘Rである。どれだけ僕がゾッコンなのかは言わずもがな。そして夜は嫁にズッコン。

心に決めたパーフェクトなアイドルがいる故、ブラウン管越しの女人などに興味はないのである。

…と、単にアイドルの顔の見分けがつかないオヤジの言い訳を長々と考えていたら

「ほほほ、仲間由紀恵ね」

嫁が助け舟を出してくれた。歌っている曲は「恋のダウンロード」というらしい。ダウンロードすることによって恋が生まれるのだろうか。ギガ単位でダウンロードしまくっても誰かが僕と恋に落ちたことなどない。せいぜいウィルスが落ちて来るぐらいだ。

「ま、ケータイでいっぱいダウンロードすればAUが儲かるんだろうし…」

そういう意味の歌なのだ、と思うことにした。

さてこのCMの次に(前だったかもしれない)これまた必ず流れるCMがある。「辛ラーメン」のCMである。これは僕も好きなので知っている。Rも

「しんらーめん」

と舌っ足らずな2才児にしては珍しくきちんと発音出来るので僕も嬉しくなる。CMを見た後、つい辛ラーメンを買ってしまい、嫁に作ってもらった。

「ほらR、これが辛ラーメンだよー」

「しんらーめん!食べうー!」

このラーメンはその名のとおり辛い。しかしRは大人用のカレーも平気で食べるので、ちょっとぐらいなら大丈夫だろう…と思い、食べさせてみた。

「おいしいかい?」

「う…う…うわああああああん!」

辛ラーメンの辛さはカレーのスパイスとは別物だったようで、Rは泣き出してしまった。

「ああ、ゴメンよ。ちゃちゃ(お茶)飲みなね、ちゃちゃ」

やはりRにはまだ早過ぎたようである。しかしいつか父と共に食べようぞ。

明日という日は明るい日と書くのね。
若いという字は苦しいに似てるわ。

という歌もあるではないか。

辛いという字も幸せに似てるわ。

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