光る海、光る大ボケ

先週の会社同僚の結婚式二次会で、ビンゴでディズニーチケットを当てたので、嫁と興奮して

「じゃあ前の日はホテルに泊まろう!」

ゴージャスなプランを語り合ってテンションが高まった。

しかし翌日ディズニー隣接のホテルを調べてみると、1泊さんまんはっせんえんとか書かれているのでテンションはあっさり沈んだ。東京に住んでいるので必ずしも泊まらなければならないという訳でもないので、これだったら早起きしたほうが良い。早起きはさんまんはっせんえんの得になる。

一方嫁も考え直したようで、

「やっぱ日帰りでいいや…これ見たら朝イチで行けばうまく遊べそう」

と「たまひよ」かなんかの雑誌を持って来て、「子連れでディズニー攻略特集」みたいな感じの記事を見せた。ディズニーシーとディズニーランドの、子供連れでも楽しめる回り方が書かれていた。

「ふーん。じゃあどっちにしようかなあ」

シーにするか、ランドにするか、である。
ソーにするか、プランドにするか、ではない。

1日で回れるのはいずれかひとつ。僕も嫁もシーには行ったことがないので多少惹かれるが、ランドの方が子供向けアトラクションが多い、と嫁は言う。

「それにランドにはR(2才の娘)が好きなプーさんがいるからさあ」

Rはミッキーマウスよりプーさんの方が好きだ。よく絵本を読んでいる。ここはランドを選んで「プーさんのハニーハント」をお目当てに行くのがいいかもしれない。

僕にとっては欠伸が出そうなアトラクションであろう。なので嫁に任せて僕は「トーさんのガールハント」とかしちゃったりなんかしたりして。

とにかくこの計画で行くとなると、ハニーハントのファストパスを如何に迅速にゲットするかが大きな鍵となる。ファストパスをフィストファックと言い間違えないよう細心の注意を心掛けねばならない。

「ディズニーは日帰りでいいの…その代わり、夏になったら離島に行きたいの」

突然嫁が夢心地の表情で語った。

「離島って…どこよ」

軍艦島とか女護島とかアルカトラズとか、おどろおどろしいイメージしか湧いて来なかったが、

「沖縄の離島よ。Rとタクに綺麗な海で遊ばせたいの」

八重島諸島辺りのことを言っているのだろうか。確かにいいかもしれない。

青い空。白い雲。
青い海。白い砂浜。
青い水着。黒い乳首。

燦々と輝く日光の下で戯れる子供達…想像しただけで美しい風景である。子供達のためにそんなことを考えていたのだ。嫁よ。君は素敵だ。

「いいよね…沖縄本島よりも鄙びた島の方が…どこの島がいいと思う?」

「私ね、竹島に行きたい!」

「そこ沖縄じゃねえ!」

しかし嫁はアホだった。南国の美しい想像が、断崖絶壁の荒波の中で、嫁が韓国軍に銃撃されまくるというおどろおどろしいイメージに変わってしまった。

「あれー?なんか名前に『竹』が付く島ってなかったっけ?」

それは駅前の竹島書店じゃないのか(後に竹富島と判明)ほとほと呆れた。

「お前には是非日の丸の旗を背負って竹島に行って貰いたいよ…」

地理に関してはアホの嫁のため、僕がしっかりと南国計画を立てなければならないと思った。

青い空。白い雲。
青い海。白い砂浜。
アホが見る。ブタのケツ。
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