2006年03月07日
東京ヤラズニーランド
結婚披露宴の二次会に呼ばれた。
思い起こせば数年前、僕と嫁もあの初々しい新郎新婦だったころがあった。しかし今は結婚披露宴は血痕疲労閻となり、「ふたりなら、苦しくなんかはないさ~」と信じて疑わなかった無敵のラブラブ状態も「ふたりでもちょっとやばいかもしんないコレ」と不安になる息切れ状態。
今日のおふたりには是非そのようなことになりませんようにと酒をチビチビ飲っていたら、主賓の挨拶の中で
「夫婦とは、いつも同じ事をやっていては飽きられてしまうものでございます…」
というスピーチがあり、目から鱗が落ちた。いつもいつも「やらせてくれよーやらせてくれよー」とモットクレロンばりのワンパターンでは、そりゃ嫁も嫌気が指して来るというもの。確かにそうだ。もうちょっと自分でも変化していかないとダメであることよなあ…
と酒が回った頭でボーっと考えていたら、ビンゴでディズニーランド(またはディズニーシー)のペアチケットが当たってしまった。これは、使える!と意気込んで家に帰ると、嫁と子供達はまだ起きていたので自慢気に報告した。
「キャー!絶対行きましょう!せっかくだから前日ホテルで一泊しましょう!」
嫁は大喜びでありテンションが高まった。
「一泊で一発もよろしく」
「いや、それはわかんないけど」
熊本城のような鉄壁の防御力を誇る嫁は相変わらずであったが、まあよい。いずれディズニーランドの花火が見えるホテルにでも泊まって、それを見ながら
「フフフ…イナバウアーってセクシーコマンドーに似てるよね、ジュテーム」
とかイカス口説き文句を吐けばイチコロであろう。それまでこのチケットは大切に取っておかなければならぬ…と思ったら娘・R(2才)がチケットをぶん取り、クシャクシャにしようとしているではないか。
「あっRちゃん。それはパパのだから返してね」
Rから奪い返そうとしたのだが、
「めっ!Rちゃんの!」
お前のものは俺のもの的な主張で返してくれないのであった。チケットに描かれているドナルドダックを気に入ってしまったらしい。
パパ、そのドナルドダックでドナルドファックするんだから返してー。
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