2006年12月27日
ビッグサンタマウンテン
クリスマス最大の山場は濡れ場の夜である。
否、子供が寝静まってからプレゼントをそーっとあげる夜である。そんな年頃になった僕。毎度ながら寝る前の娘・R(3才)と息子・タク(1才)ははしゃいでしまってなかなか寝てくれない。
「ほらほら、早く寝ないとサンタさんが来てくれないぞー!」
サンタをダシにして寝かし付けようとしてもなかなか寝ず、その内
「ほらほら、悪い子はサンタに連れてかれるぞー!」
サンタがナマハゲになってしまった。ようやく子供達が静かになり、添い寝しながら、これで間もなく眠りにつくだろう…と思ってたら自分も寝てしまった。気付いたら朝6時だった。しまった!嫁とクリスマスチョメチョメできなかった!じゃなかった、プレゼントを仕込まなければ!
押入れからそーっとプレゼントを取り出して、子供達の枕元に置く。このドキドキ感がたまらない。昔、寝ている嫁のパンツをこっそり脱がそうとした時の興奮に似てる。
クリスマスイブの夜、どれだけの親たちが僕と同じようにしているのだろう、と考えると顔が綻びて来た。同じくクリスマスイブの夜、どれだけの数の男女が淫獣と成り果てて、後ろから前からジングルベルしているのだろう。
獣のように突き上げて
怒号のような雄叫びを
もっともっとと吠え立てて
そびえる怒張は三千丈
溢れる蜜は三万トン
大きな大きなプレゼント
どうぞ私にぶちこんで
ドント・ワナ・ショート・ディック・マン
そんなことを考えると顔が引きつって来た。いかぬ。僕の人生はもうそういう時期は終わったのだ。僕は子供達と共に…とブツブツ考えていると、まずタクが起きた。
「おや、タクおはよう」
ほら、枕元にプレゼントがあるぞ、気付け、気付け…と念を送ってたのだが
「ぱぱ、ぱぱ、ぱぱー」
タク、プレゼントをスルーして僕に抱いてくれとせがむ。ああ、うまくゆかぬ。しかし次に起きたRはさすがであった。
「あー!なんだろー!」
速攻で飛び付きガサゴソと袋を漁った。
「はい、Rちゃんには冷蔵庫のおもちゃ、タクには救急車のおもちゃです。サンタさんがね、君達が寝ている時に持って来てくれたんだよ」
「うわーい!」
「んまんまんまんま!」
ふたりともすぐ夢中になって遊び始めた。
「サンタさんにありがとうって言いなさい。っておい。君達、聞きなさい」
遊ばせる前に言わせればよかった…と多少の反省点はあったものの、今年のクリスマスは成功と呼んでいいのではないだろうか。性交はしてないが。僕は手ごたえを感じて会社に出かけたのであった。
家に帰ってから
「おもちゃは気に入ってもらえたのだろうか」
嫁に聞いてみると
「ずっと遊んでたよ。Rは夢中になりすぎておしっこ漏らしてたよ」
プレゼント多難。
問題:救急車のおもちゃの、わりと怖いところは何でしょう?
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