2006年12月23日
御契りや深かりけむ
あまり露骨に書くと生々しくなるので遠回しに書くと、子供達が寝静まった後、嫁と念願のいんぐりもんぐりの契りを交わしていた。
そしてこれも露骨に書くと生々しくなるので野球のピッチャーに例えて書くと、僕はほぼいつもオーバースローで投げているので、たまにはアンダースローで放ってみたいのだった。なので嫁にうつぶせに寝るよう提案したところ
「えええええー」
とてつもなく面倒臭そうな声を上げて渋った。まるで馬鹿でかい粗大ゴミを捨てなければならない時のような、非常に「うざってー」という表情が忘れられない。
「たまには変化があってもいいじゃないか」
いつもオーバースローのストレートしか投げられないマンネリは嫌だ。もっとカーブとかフォークとか投げたり、時には暴投やデッドボールのハプニングもあったり、隠し球や牽制球のかけひきもあったり、いろいろなことをするのが楽しいのではないか。全力投球したいのだ。事が事だけにタマキン全力投球。しかし嫁の返事は
「なんかねー。もうそういう変化とかいらないんだ、私。疲れちゃって。安定がいいの。安定こそ一番。もう私は守りの人生なの」
なんとも退廃した、「夢を失った大人よ~。盗んだバイクで轢き殺す~」と尾崎豊にネタにされて歌われそうな、輝きを失った嫁の言葉であった。猛々しく打ち上げられた僕のテポドン2号も失速して日本海に落下する思いである。それでも嫁を渋々うつ伏せにさせたのだが
「いつもの体勢じゃないと、どこに力を入れていいかわかんなくなっちゃった」
女体の神秘に関わる難解な言葉を吐いたので、僕は
「そういうものなんだろうか…」
女体というものはそこまで奥深いものなのか…と感心して口を噤んでしまった。今思えばもっと嫁に根掘り葉掘り聞いておけばよかった。
いや、掘ることは掘ったのだけれども。女体を。
夜はこれから。
掘るもこれから。
問題:嫁といんぐりもんぐりしながら、「ひょっとして…」と思ったことは何でしょう?
答えはランキングのコメント欄(2位あたり)→ここをクリック