21世紀少女

娘・R(3才)と「めばえ」を読んでいたら、ここぞとばかりおもちゃの広告が出まくっているので、それを見る度に

「ぱぱこれ買ってー」

援助交際の女子高生のようなセリフを吐くのでパパは悲しくなってしまった。いや援交ギャルじゃなくても言うだろうが、Rはこれまでは欲しいものがあっても

「Rちゃん、これ遊びたいの…」

と遠まわしにアピールする奥ゆかしい子であった。しかしこれも成長の証なのだろうか、よりストレートに主張したほうが良いと判断するようになったようだ。謙譲は美徳ではなくなり「言わない方が悪い」「言ったもん勝ち」な世の中になった今、この方が悲しくも正しいことかもしれない。

「いくつも買ってあげられないんだよ。クリスマスにひとつだけサンタさんから貰えるから、どれがいいか言ってみなさい」

「いや!サンタさんいや!」

「えー。なんでサンタさんいやなの?」

「サンタさんこわいの。ぱぱがサンタさんになって」

Rはどこぞの見知らぬ爺さんは怖いようである。これもまた、どこぞの爺さんが「可愛かったから」という理由で子供を家にあげただけで逮捕されるご時世である。

「子供に夢とプレゼントを与えたかったから」

という理由だけで赤い服を着た老人が子供の枕元に立つなんてことは許されない。21世紀の子供達にはサンタといえど、見知らぬ大人に声を掛けられてもとりあえず逃げろ、と教えていた方が無難なのかもしれない。

「子供達にはいつまでサンタを信じさせておいてやろう」

なんてことを考えていたが、Rは

・サンタはいることはいる。
・でもパパでも誰でもサンタになれる。
・本物のサンタは怖い。

という認識らしいのであまりそれも意味がないのかもしれない。むしろサンタをナマハゲの仲間かなんかにして

「悪い子には夜にサンタがやってきて、お前の枕元にサバの味噌煮を置いてくぞー」

しつけのための悪役キャラにデッチ上げた方がすぐ信じてしまいそうだ。そういえばブラックサンタってのがいたな。

「誰でもサンタになれる」というのは嫁やRにサンタのコスプレをさせていたからであろうか。自分の変な趣味がひとりの少女の夢をいびつな物にさせてしまった。これからこの子が人生を送っていく21世紀は、どんな世の中になっていくのだろう…。

とりあえずRと「めばえ」を読んだ感想としては

リカちゃん
リカちゃんが「サンタになっちゃった」とか載ってても、とても小学生には見えず

「コスプレデーのキャバ嬢か」

としか思えない。こういうサンタさんが来てくれるんなら、当然プレゼントはアレだよなあグヘヘ…。

しかし教育上よろしくないので嫁で我慢することにする。

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