2006年12月02日
あんたが退行
我が家で一番遅くまで寝ているのはだいたい娘・R(3才)である。
僕はそれはもう優しく、ラブラブ新婚家庭における新妻が夫を起こすが如くテンダリーかつソフトリーに起こすのだ。さすればRは
「うーん。ぱぱ、ててつないで~」
「うーん。ぱぱ、だっこして~」
と甘えてくるのでもう朝からラブネスでありハピネスであり僕と嫁はセクスレス。
「Rちゃん。起きて~。朝ですよ~」
今朝もマックスコーヒーのように甘い声で起こしたのだが、今朝はRの様子が違った。寝起きざまにムックリ四つん這いになって
「わんわん!」
いきなり犬になってしまったようである。
「…君は犬か」
「わんわんRちゃんです」
朝起きたら虫になっていた男の話は知っているが、犬になった幼女の話は聞いたことがない。とりあえず「お手」でもさせてみようか、と考えた時、頭に猛烈なフラッシュバックが起きた。いつか見たわいせつビデオ。全裸で四つん這いになった女を
「この雌ブタめ!雌ブタめ!」
男が激しく罵る光景が脳裏に甦って来たのだ。まだRには早すぎるプレイであると判断し、やめた。Rは四つん這いのままノタノタと家の中を歩いて行く。まるで赤ちゃんの頃に戻ったような…これも退行と呼ぶものであろうか?いや、退行というより獣化のようだし…。
「わんわんRちゃん、君はどこに行くの?」
「にゃんにゃん。にゃんにゃんRちゃんです」
Rは既に猫になっていた。そのうちパオーンとか叫びかねないので、とっとと会社に行くことにしよう。
嫁も夜には獣になって、四つん這いでスタンバイしてくれてたらいいのに。
問題:嫁はどうやって僕を起こしてくれるでしょう?
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