2006年10月29日
女房と携帯は新しい方がいい?
「ちょっと携帯の機種変更に行って来るから留守番お願いね」
何日か前の日記にも書いたが、散々どの機種に変更しようか迷っていた嫁が嫁がついに決心したようである。娘・R(3才)を連れて携帯ショップに出かけて行った。僕は息子・タク(1才)と留守番してるよう仰せつかった。
本当は僕も変更したいのだが、そうしたいと思う機種が出て来ないので保留のままである。もっとオサレでキュートで、持ってるだけでロマンチックが止まらなくなるような携帯が出てくれないものかしらん。
1時間ぐらいして嫁が手続きを終えて戻って来、更に1時間後に変更した機種を撮りに行って、嫁の携帯は変更された。
夜中、子供達が寝静まり、嫁も寝ようとしているので
「あ、ちょっと携帯貸して」
とお願いすると
「いいでしょー」
ニッタラニッタラした笑みを浮かべて手渡してくれた。嬉しいらしい。
「ふーん」
携帯をカメラモードにして画面越しに嫁の顔を眺めて、「かしゃ」と撮影してみたら
「ちょっとあなた、何勝手に撮ってるのよ!私もまだ撮ってないのに!記念すべき私の携帯カメラ撮影第1号がああああ!」
嫁が烈火の如く怒り出した。
「だって『貸してくれ』言ったら『いいよ』って言うからいじってたまでじゃないか」
「カメラはダメぇー!」
まるでヤクザみたいな後付けの言いがかり。「そこはダメえぇー!」というのなら可愛いのであるが。嫁の新携帯のカメラバージンを奪ってしまったことがここまで怒りを買うとは。
嫁はプリプリしたままフスマをピシャリと閉め、寝室に行ってしまった。別にいいじゃん…などと僕は一人取り残された僕は釈然としないままでいたら、フスマがスーッと静かに開いて
「…これ、ちょっと自慢。見て」
携帯を持った嫁の手がぬうっと伸びてきた。
「何が自慢なの?」
嫁は携帯のボタンをひとつ押すと、二つ折りになった携帯がパカンと自動的に開いたのだった。
「…ね?」
嫁、超得意げな顔。
「…ボタンで鉛筆が飛び出す筆箱を自慢する小学生のようだ」
僕が冷静沈着かつ色素沈着なコメントを発すると、
「…」
スーッと静かにフスマが閉まり、嫁も再び寝室に引っ込んでしまった。
嫁が寝静まった後、嫁女体下半身部分がパカンと開くボタンを探そうと思った。
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