みんなの(替え)うた

実家に帰省中、近所の萌えっ娘小学生ノンちゃんが遊びに来てくれた。

ノンちゃんは娘・R(3才)のことが好きでよく遊んでくれるので助かる。この日も運動公園に出掛けようと一緒に出掛けた。ノンちゃんは車の中で「アルプス一万尺」の替え歌を歌っていた。僕はその歌を初めて聞いた。

「とーなーりーのー爺さん婆さん、イーモー食って屁ーして、
 パンツが破れて死んじゃった!
 じーいさんは殺され、ばーあさんは自殺。破れたパンツは博物館♪」

「…ノンちゃん、なんで破れたパンツは博物館なの?」

「わかんない♪」

ノンちゃんは僕が卒業した小学校に通っているのだが、僕がいた頃はそんな歌は流行っていなかった。「雛祭り」の替え歌で

「明かりを点けたら消えちゃった。お花をあげたら枯れちゃった。
 五人囃子は死んじゃった。今日は悲しいお葬式」

というものがあったが似たようなノリである。子供の替え歌はやたらと人が死ぬ。歌は世につれ、世は歌につれ、か…と運動公園に着いて遊んでいたところ、今度はそこにいた子供達がまた違う替え歌を歌っていた。

「アンパンマンのマーチ」で

「アン、アン、アンパンマーン、やーさしい君は…」

という歌詞があるのだけれども、そこを

「あん、あん、そこはだめーよ、だーいじなと・こ・ろ」

と歌っていたので不覚にも大笑いしてしまった。これも僕は初耳である。子供の替え歌は仄かにエッチなものでもある。

「静かな湖畔の森の影から、男と女の声がするー
 いやーん、ばかーん、そこはだめよー」

僕らの世代の代表的なエッチ替え歌はこれであろうか。これも「歌は世につれ世は歌につれ」であることよ…と、感銘を受けながら子供達と遊んだ。

昼間の健全な遊びが終わり、子供達が寝静まった夜、僕はそれらの替え歌が頭の中を離れず、嫁と「あんあんそこはだめよ」とか「いやんばかん」とかを是非したいと思い、寝床の嫁を襲い掛かり胸元にむしゃぶりついたのだけれども、

「だめ!喉が痛いの!風邪気味だって言ってるでしょ!ホントにムリ!」

「なんだよもうー」

まんこ、じゃなかった三顧の礼を以ってしても受け入れてくれなかった。

悲しかったので、山下達郎の「クリスマスイブ」の替え歌を歌いまーす。

嫁は夜更け過ぎに、鬼へと変わるだろう。
バイオレンスナイト、ホラーナイト。

歌は世につれ、世は歌につれ。
僕はマジ切れ、嫁面やつれ。


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