2006年10月07日
上京したチバラキ限定コーヒー(コカコーラ社問合わせ内容を追加)
渋谷のモアイ像あたりをうろついていたら
なんとマックスコーヒーが売ってる!!マックスコーヒーとは、我が故郷栃木と、千葉・茨城でしか売っていない地域限定のコーヒーである。味は糖尿病になるんじゃないかってぐらいに甘い。練乳が入っているからである。その販売エリアゆえに「チバラキコーヒー」と呼ばれることもある。
チバラキ以外の人には一部マニアを除き知名度はなく、逆にチバラキの民は日本全国で売っているものと思い込み、上京したりして初めて
「え、売ってないの?」
と気付くカルト的人気のあるコーヒーである。ちなみに茨城は「いばらき」と発音するのが正しいのであり、茨城県人の前で「いばらぎ」と言ってしまうと
「いばら『ぎ』じゃねえっぺ。いばら『き』だっぺよー」
烈火の如く怒り水戸納豆を投げつけて来るので注意が必要である。
話を戻す。そんな関東のレベルの低いエリアでしか売ってないマックスコーヒーが、渋谷のど真ん中にあるとはどういうことなのだろうか。マックスコーヒーが大好きな僕は、栃木に帰るたびに大量に買い込んだり、母に送ってもらっていたりしていたものだが、とにもかくにも僕は迷わず買ってしまった。
「もしやマックスコーヒーが勢力を広めている…?」
と思い、ウチの近所の自動販売機もいくつか見てみようと思ったら
あっさり見つかった。なんと練馬区でも売っていた。家に帰って嫁に報告したら
「あー知ってたよ。私も見つけてあなたに話そうと思ってたんだけど」
「…話せよ」
僕はマックスコーヒーの現在の販売状況と今後について「コカコーラお客様相談室」に電話して聞いてみた。以下はそのやりとりの要約である。
僕「最近マックスコーヒーが栃木茨城千葉だけじゃなく都内でも売られていますよね」
コカコーラの方(以下「コ」)「はい、都内でも販売しております」
僕「都内以外にはどこで売られてますか?」
コ「地域によって状況が違いますので…すみません分かりません」
僕「マックスコーヒーの流通形態、といいますか販売方針が変わられた、ということでしょうか」
コ「えー。少々お待ちください…(保留音)…あ、お待たせいたしました。現在テスト期間で新しい地域に販売しているとのことです」
僕「テスト販売なんですね。ありがとうございました」
とのことで、恒常的に売られることは定まってないようだ。今後マックスコーヒーがコカコーラ自販機レギュラーの座を獲得するか否かは、我々がどれだけ買って飲むかがカギとなりそうだ。
はー。マックスコーヒー。いよいよ東京進出の狼煙が上がったのか…。嬉しい反面、何故か寂しい。
しばらくこの気持ちに戸惑った。何故寂しいのだろう。もういつでも歩いて5分で買いにいけるのに。おそらく
「俺達の故郷でしか買えない、俺達だけが知ってる味」
というプレミアが失われることが寂しいのだろう。自分の元彼女が気付いたらAV女優になってました、みたいな…って違うか。
昔、近所に会員制ラーメン屋があり、扉のナンバーロックに暗証番号を打ち込まないと入れないところがあったが、確かに美味いのだが冷静に考えると別に暗証番号を覚えて食べるほどでもなかった…それに似たものなのだろう。
さよならチバラキ限定練乳入りコーヒー。
僕は今後は嫁の母乳入りコーヒーを作り、それにプレミア価値を求めることにする。
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