2006年10月03日
奇怪ふしぎ発見!
娘・R(3才)と息子・タク(11ヶ月)を連れて公園で遊んでいた時のことじゃった。
Rは公園内を自転車で回っていたので、砂場で遊ぶタクを見ていた。すると小さな女の子が寄ってきて
「赤ちゃん可愛いね!名前はなんていうの?」
僕に話しかけてきた。
「ありがとう。タクっていうんだ」
「何才?」
「もうすぐ1才になるよ。君は?」
「4才」
「幼稚園行ってるのかい?タクと一緒に遊んでやってね」
まったり喋りながら一緒に遊んでいたら、その様子を見ていたRが自転車を降り、ピンク色のボールを抱えて走って来た。そしてその女の子に向かってボールを腹に当てて
「ぴんくのおへそ」
とか、頭にボールを乗せて
「ぴんくのあたま」
などと訳の分からないネタを披露し始めた。
「R…ネタ滑ってるぞー」
僕ですらリアクションに困るこの行動。当然その女の子も顔がひきつって、無言のまま逃げて行ってしまった。幼女が一番近付いてはいけないとされる知らないおじさん、つまり僕よりも警戒されるRって一体…。
そういえば嫁から聞いたことがある。Rは必ずしも一人で黙々と遊ぶだけではなく、他の子供達とも遊ぼうとするのだけれども、その誘い方が変である、と。
普通は「あーそーぼ」とか「いーれーて」等が考えられるが、Rはいきなり
「たっくん(タク)、ねんねしてるの」
と、タクのことなど知らない見ず知らずの子に話しかけたりするそうだ。また、小児科の待合室には子供が飽きないようにオモチャがあるのだが、ままごとの道具をこれまた知らない男の子に
「これどうじょー」
と差し出して
「いらねー」
と言われたこともあったという。一緒に遊びたいアピールが変化球過ぎて、相手の困った顔が目に浮かぶようだ。大人の世界に例えると、初対面相手にいきなり
「ここで5番の角に赤が飛び込むッ!」
と児玉清のモノマネをするようなものである。
Rはもしかすると『不思議ちゃん』なのかもしれぬ。
「ワタシってちょっと変なんですぅー」
などとほざいて「人とはちょっと違うんだから」ということをアピールしたい「自称変な人」ではない。そういう女の子を見ると後ろからローリングソバットを撃ちたくなる。
自分が変人であるという自覚がない本当の変人。Rはコレじゃないかと。女の子なのに「姫路城」のプラモデルを作ってたり、サバの缶詰だけをコレクションしていたり…将来そんな不思議ちゃんになってしまわないか、ちょっとだけ心配である。
こんな理由でRに友達ができなかったらかわいそうである。生まれてからいきなりセクシーコマンドーを仕込んだのがまずかったか。
また天然の不思議ちゃんてわりと男にモテるから余計心配なんだよなあ…。
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