2006年10月02日
親方日の丸アニマル
都民の日で上野動物園の入園料がタダだったので行ってきた。本籍地が栃木県であるエセ都民の僕でもタダである。
行く前から娘・R(3才)は大はしゃぎで、嫁と動物園の歌を歌っていた。
「みーんなで動物園へ♪行ーきましょ行きましょう♪
オリの中にはすごいのがいるぞ♪」
「パンダ!」(嫁の叫び)
「ぱんだ!」(Rの叫び)
「タヌキ!」(嫁の叫び)
「たぬき!」(Rの叫び)
というような歌だったので僕も歌ってみたいと思う。
「オリの中にはすごいのがいるぞ♪」
「彰晃!!」
どこのオリの中やねーん、って感じなんですけども。
さて上野動物園といえばパンダである。そして上野動物園のパンダといえば無愛想で有名である。僕らは着いて真っ先にパンダを見たのだけれども
…案の定無愛想だった。寝ててピクリとも動かぬ。絶対エッチなことをやらせてくれない夜の嫁そっくりだ。これでは嫁がパンダの着ぐるみを着て寝ていてもばれないと思う。
息子・タク(11ヶ月)にはまだ早かったのだろうか。Rが象を見てとても感動していたので
「ほら、タクも象さん見よう。いや、ママじゃなくて象を見なさい」
「ほらほら、こっちはペンギンさんだよー。いや、ママじゃなくて…」
まだあまり動物に興味がないようであった。前回来た時はずっと寝てたし。
昼飯を挟み、園内をほぼ一巡したあたりで
「うわ、雨だー」
「昼間は降らないって言ってたのに。気象庁のあほー」
まあほぼ一通り見たし…ということで傘を取り出して帰った。
「タクはなんだかレッサーパンダっぽいよね。Rは動物に例えると何だろう?」
家に着いてから嫁がそんな話をしていた。どうしても可愛い小動物系に例えてしまうのは親の性である。
「Rは…リスかな」
僕はそう答えた後
「嫁、お前はパンダだ」
と誰にも聞こえない小声で付け加えた。ふふ、真意は分かるまい。
夜、本当にパンダだったのが悲しかった。
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