百 花 の そ よ 風
マネージャー余話 吉沢武久
第 44 回 ミ モ ザ
2026年3月1日
3月の百花は菜の花にしよう、とほぼ決めていました。豊橋のお隣の田原市では、菜の花まつりが
開催されています。渥美半島伊良湖にある菜の花ガーデンへは、何度も行っています。取材も兼ねて
行ってみようか、とアトリエ作者を誘ったところ、今回は見送るとのこと。4月の個展に向けて、メインの
バラを描きたいのだが、目の前に差し出される他の花が、とても魅力的でとうてい菜の花まで手が回
らないらしいのです。
2月半ばからは、花友さんにもらったミモザにかかりきりでした。「素敵なの、可愛いの、ミモザを描く
から今回はミモザにしたら」とのアドバイスで、菜の花からミモザに変更したのです。
菜の花もミモザも花の色は同じ黄色だし、咲く季節も早春です。早春に咲く花には、なぜか黄色の花
が多いのです。今回予定していた菜の花以外にもいろいろな花があります。雪の中から顔を出す福寿
草、葉っぱのないレンギョウやロウバイ、スイセン。春本番になれば、タンポポやヤマブキも咲き出しま
す。黄色は目立つ色で、受粉してくれる昆虫を呼び寄せるための植物の知恵らしいのです。
その早春に咲く黄色い花のひとつ、ミモザが今回の百花です。ミモザはオーストラリア原産で、1000
種類以上もの多くの種類があります。日本にあるミモザは、「ギンヨウアカシア」と呼ばれているものが
多いようです。ギンヨウは漢字で書くと銀葉、私にはどう見ても緑色にしか見えないあのオジギソウの
ような葉っぱの色が銀色だなんて、どなたの見識なのでしょうね。
今回ミモザを取り上げたことで、分かったことがひとつあります。それは、国際女性デーが3月8日で
イタリアでは、「ミモザの日」と呼ばれているのです。この「ミモザの日」にイタリアでは、男性が家族や
身近な女性に感謝を込めて、ミモザの花を贈るのだそうです。
イタリアというと、2月に冬季五輪が開かれていました。日本は過去最高数のメダルを獲得し、大変
盛り上がった大会でした。3月には、6日から15日まで冬期パラリンピックが開催されます。その期間
中にこのミモザの日があるので、ミモザの日に関して何らかのコメントがあるのでは、と期待していま
す。日本では、バレンタインデーやホワイトデーはよく知られていますが、国際女性デーは余り報道も
されていません。仕事や家事、育児を頑張っている女性に、感謝の気持ちを伝える大切な日です。
イタリアにならい、日本でもミモザでなくてもいいので、何か別の花でも贈る日にしたいですね。
第1回 薔薇
第2回 菊から百合へ
第3回 向日葵
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第4回 野菊
第5回 野ブドウ
第6回 椿
第7回 雪中花
第8回 チューリップ
第9回 タンポポ
第10回 クレマチス
第11回 紫陽花
第12回 ピエール・ド・ロンサール
第13回 木槿
第14回 ぶどう
第15回 萩
第16回 秋明菊
第17回 紅葉
第18回 サイネリア
第19回 苺(いちご)
第20回 パンジー
第21回 桜
第22回 スズラン
第23回 ドクダミ
第24回 ヒメシオン
第25回 朝顔
第26回 ルリマツリ
第27回 コスモス
第28回 ノイバラ
第29回 ポインセチア
第30回 山茶花
第31回 梅
第32回 桜草
第33回 藤
第34回 花水木
第35回 昼咲き月見草
第36回 アザミ
第37回 キキョウ
第38回 サルスベリ
第39回 千日紅
第40回 吾亦紅
第41回 石蕗
第42回 シクラメン
第43回 ゼラニューム