第 5 回 野 ブ ド ウ 2022年12月1日
アトリエ作者がNHK文化センターで、水彩画教室講師を務めるようになって、25年の月日が流れました。健康で講師としての
務めが果たせる限りは続けるつもりでいました。ところが、コロナ禍の影響でしょうか、NHK文化センター各教室の生徒さん数も
減少し、来年3月には全ての教室が閉鎖されることになりました。残り4ヶ月の務めですが頑張ってもらいましょう。
この水彩画教室ですが、「 花を描く 」という形容詞がついています。なのに、私が知る限り、トマトやスイカ、ブドウの果実類、
今の季節なら紅葉の葉っぱなど、「花 」とは言えない物も題材にしているのです。
「花を描く、と言っているのに果物や葉っぱを取り上げると、生徒さんから文句が来ないの?俺だったら言うなぁ」と何度か
問うたことがあります。でも「花を描くには葉っぱが大事なの」とあまり気にかけない様子。私から見れば、「看板に偽りあり」
と思うのですが・・・で、私も作者に倣って、今回は百花と言っても花ではなく、野ブドウを取り上げました。