そ よ 風 の ア ト リ エ
透明水彩画・・・吉沢三さ子 作品とその世界
( NO.278 2024.6.1 毎月1日更新)
【 展 覧 会 特 集 号 】
一年近くリニューアル工事で閉館していた豊橋市美術博物館が、今年3月にオープンしました。そのオープンを
待っていたわけではないのですが、3年ぶりにその美術館で展覧会を開くことができました。会期は5月28日(火)
から6月2日(日)までの6日間です。この会期とホームページ更新が、重なってしまいました。マネジャーに今回の
更新は一週間ほど遅らせよう、と進言したのですが「大丈夫!!」の一言で会期中の更新となりました。
そんなわけで、今回のそよ風のアトリエに紹介している作品は、全て展覧会に出展した作品です。(出展作品は
60点です。ただし、「百花のそよ風」の作品は、ほとんど出展していません)
大小合わせて60点の作品が、我が家の普通乗用車に積みきれるかどうかが心配でした。でも、マネージャーは
計算尽くだったのか、ぴったり収まったのです。作品搬入は5月27日、月曜日の午後。弱い雨模様でしたが、水彩
画教室の生徒さんが5~6人手伝って下さり、なんとか無事に展示ができました。
ところが初日28日は、警報級の雨が降るとの天気予報でした。「晴れ男の俺が何とかする」とのマネージャーの
言葉もむなしく、雨女の私が勝ちました。(勝ってもちっとも嬉しくありません)終日あいにく雨の初日となりましたが
58人の来場がありました。会期後半は天候も回復して、多くの方々に来て頂けることを願っています。
出展作品一覧表を6月の部屋に付けています。
「四季と花を描く」 ということで秋の作品です。クズの花とヒメシオン(姫女苑ではありません)を並べました。
そよ風のアトリエへようこそお越し下さいました
このアトリエには、下記の部屋があります。ごゆっくりとご覧下さい
6月の部屋 百花のそよ風 (マネージャー余話) 第23 回 ド ク ダ ミ そよ風に乗って(マネージャーの独り言)
風誘讃花一覧 100回記念の部屋 そよ風の小径 そよ風の小径 パート2 新エッセイの部屋一覧
このホームページ内の作品は著作権法により、無断使用をご遠慮下さい 2024年 6月1日更新 |
吉沢 三さ子 プロフィール
出身地 : 長野県佐久市 (1949年7月生まれ)
日本画家、飯島三友(江戸末期~明治・大正)を曾祖父に持つ(参考エッセイ「三さ子の三とは」)
東京のデザイン学院でイラストを学び、テレビ局(テレビ東京)でデザイン画を担当
1973年、結婚を機に職場を離れ、子育ての傍ら独学で水彩画に取り組む
豊橋に転居した1979年から本格的に水彩画の創作活動を始める(参考エッセイ「俺、お前の絵、好きだよ」)
名古屋市で NHK文化センター名古屋 水彩画教室講師 (2006年~2019年)
豊橋市で NHK文化センター水彩画教室講師 (1997年~2023年3月)
昨年2023年4月から 「くらしときめきアカデミー豊橋」で水彩画教室講師 第2第4水曜日13:00~15:00
【 福 山 市 バ ラ 祭 り 】
半月前の5月17日に広島県福山市のバラ祭りに行ってきました。4年ぶりの旅です。福山市はバラの街で知られています。
そのことを知ったのは、かれこれ10年ほど前、バラを追いかける旅を始めた頃でしょうか。初めて訪れた時は、バラの美しさと
きれいな街に感動したものです。福山市に入る前に四国からしまなみ海道を走り、瀬戸内海を渡るのも素晴らしい眺めです。
今回の旅は個展を控えていることもあり、体力的に大丈夫かな?とも思いましたが、マネージャーの「行こう」の一言で決断
しました。快晴の天気にも恵まれて、良き旅になったはずですが、・・・残念!でした。
今まで親しんできたバラ園は、まさにバラ祭りの真っ只中、バラ園を始め、街中いたるところに屋台が並びます。その立ちこ
める煙と溢れんばかりの人・人・人・・・ああ、これがお祭りというものなのだな、と思わされたことでした。
予定より早めに帰ることにしました。その帰り道、タクシーの運転手さんが福山のバラは冬でも綺麗に咲いているよ、と教え
てくれました。そうだ、これからは祭りの時期を外して福山を訪ねましょう。
良いこともありました。福山駅からほど近い洋品店の前を歩いていたら、セルリアンブルーの涼しげなワンピースが目に留ま
りました。今度の個展に着る服を探していたので、あ、これはいいなとピピッときて、お店に入りました。幸いサイズもピッタリで
買い求めることができました。また、そのお店の女性オーナーから、興味深い話を伺うことができました。
私たちがバラ園に行ってきたことを話すと早速「どうでしたか?」と問われました。少しためらいながらも、バラの花を描く目的
で来園した者にとっては、残念だったと話すと、我が意を得たりと言わんばかりにこんな話が返ってきたのです。
「ついさっきも同じことを言っている人がいました」 彼女の思いはバラを楽しんで欲しくてイベントを企画したのに、思いとは全く
違うお祭りになってしまっているのだと。「お祭りが終了したら地元の人達で反省会を開くので、そういう意見があったことをしっ
かりと伝えます!」 ああ、こういう地元の人々に支えられて、福山のバラは育てられているんだな、と感じられた旅でした。
旅の疲れを少し残しつつ、個展準備に入ったのでした。6月2日(日)が最終日、よかったらいらして下さいね。
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