オトナの絵本。

娘・R(1才)はよく

「てぃ?てぃ?」

と絵本を持ってくる。読んでくれ、ということなので
開いて朗読して聴かせる。Rのために森本レオ風の、
素朴で優しい感じで読んでやろうと心掛けるのだが
所詮は栃木県人、どうやってもつぶやきシロー風に
なってしまう。

それはいいとして、Rぐらいの小さな子供向けの絵本は
単調である。例えば

いぬさんが、いないいないばー。
ねこさんが、いないいないばー。
くまさんが、いないいないばー。

このように最初から最後まで同じパターンが延々と続くのが常。
このRが持って来た「くだもの」という絵本もそうであった。

photo
みかん

photo
さあどうぞ

延々とこのパターンがループする。

りんご、さあどうぞ。
ぶどう、さあどうぞ。
すいか、さあどうぞ。

当然オトナの僕としては物足りない。何かこう、
もっと波乱万丈で抱腹絶倒でお涙ギブミーな
内容がよい。さすればオトナの絵本としては
こういう展開がよかろう。

なし、さあどうぞ。
かき、さあどうぞ。
いちご、さあどうぞ。

photo
女子高生。

photo
さあどうぞ。

なんて…ぐへへ…。

え、女子高生は「くだもの」じゃないって?
どんでもない、女子高生は紛れもない「青い果実」
という名の「くだもの」である。

あーなたーが望むなら、わたし、何をされてもいいーわー♪

この「くだもの」は当然、山口モモ恵である。
そしてこんな僕は「けだもの」なんである。


日記才人に参加してます。投票ボタンを押してくれたお礼に一言飛び出ます。
初回だけ登録が必要ですがよろしくお願いします。↑


.
.

○ックスコーヒー。

セック○コーヒーではない。
マックスコーヒーである。

我が故郷栃木を含む、関東のへぼい県でしか売られていない
缶コーヒー。画像とかは→(こちら参照)

ローカルプレミアムなモノであるゆえ、ここ花の都東京、
または優しい女が眠る街・スーパーシティTOKIOといえども
手に入らない。

杜の都仙台だろうが華の都巴里だろうが
霧の都倫敦だろうが演歌の都はるみだろうが同様である。

スターバックスコーヒーは栃木にもあるが
マックスコーヒーは東京にはない。
従って栃木の勝ちである。やーい。

そのコーヒー、先週栃木の母からお土産に数本もらったので、
大事に冷やしていた。今日1本飲もうかな、と冷蔵庫を開けて
みると本数が減っているではないか。

「嫁〜。お前飲んだか?」

「へへへ。1本飲みました。ごめんね」

「いや、別にいいけど」

東京育ちの嫁は僕と付き合うまでこのコーヒーを
知らなかったが、今はわりと気に入っているようだ。
僕はもう1本取り出して嫁と交渉することにした。

「コレも飲んでいいから、その代わりに契らせて」

「やだ」

が、愛の駆け引き、愛のコーヒールンバ作戦はあっさり失敗。
考えてみればいくら何でも安過ぎた。カツ丼一杯でOKという
上野の浮浪者老娼婦よりも安い。是非もなし。

停滞した夫婦生活を考えつつ女体を食えずに飯を食う。
おもむろにマックスコーヒーの缶をぱきっと開けると…

どどどどどどど…。

娘・R(1才)のようなハイハイで嫁が猛烈に迫り

「ちょっとちょうだい」

と犬のようにおねだりするではないか。

「契らせてくれたら一口やる」

僕は先程の交渉より更にダンピングして嫁に迫った。
まさに外道!だがそんな不埒な言い分は通る筈はなく、

「フケツな人には抱かれたくありません」

と、僕が数日風呂に入っていないことへの非難を含めて
反発されてしまった。痛いところを突かれたので

「オケツ」

おヒップを向けてあしらった僕であったが

「レイケツな人には抱かれたくありません」

駄目押しの断りを食らったどころか、ダジャレでも返り討ちに会い
散々であった。悲しいやら悔しいやら。おのれ嫁。

やる気のない嫁を奮い立たせるのには何が必要であるか。

こんな時飲ませたくなるコーヒーは、
ヤリマンジャロ、もとい
キリマンジャロかな。


日記才人に参加してます。投票ボタンを押してくれたお礼に一言飛び出ます。
初回だけ登録が必要ですがよろしくお願いします。↑


.
.

ひと晩寝かせたカレーとわたくし。

我が家は毎月9日がカレーの日である。
今月も例外なくカレーであった。

由来は娘・R(1才)が産まれる直前、嫁が破水し
いよいよ病院に行こう、という時に僕がカレーを
食べて腹ごしらえをしたことによる。

「今日のカレー汁は辛いよ!」

まず嫁が、僕が食べる前に宣言した。なぜ辛くしたのだろうか。
妊婦でつわりがひどい上に、花粉症のダブルパンチで味覚が
狂ってしまったのだろうか。それとも日頃の行いが悪すぎる
僕への痛烈な批判なのだろうか。

覚悟を決めて食べてみたら確かにピリピリと辛い。
嫁の機嫌が悪くてピリピリしているものと同種の痛みを感じる
辛さであった。

「私も食べたんだけど吐いちゃってね…」

そら見たことか。自爆してどうする。安定期前の妊婦にとって
この辛すぎるカレーは刺激が強過ぎるのではないだろうか。

そんなやりとりがあったのが昨日。そして今日、カレー汁は
まだ残っていた。言わずもがな、カレーは2日目以降が旨い。
辛いカレー汁といえども昨日よりは旨く食べられるだろう…

と思ったのだが、嫁が作った今日のメインおかずを食べたら
腹一杯になってしまった。しかし嫁は食べたらしく、

「今日も吐いちゃった…」

だから学習しろよ!食い意地の張った嫁である。
しかし、吐いてしまうとは心配ではある。そこで

「カレー汁がだめならば、僕の男汁はどうだい?」

カレー汁は2日目が美味、という理ならば、
僕の男汁も2日目のほうがコクがある、と考えるのが
当然であろう。

昨日の日記を読んだ方なら分かるが、昨晩僕は汁を放出
しないままRにコトを中断されているのである。だから
一晩寝かせた僕の汁を嫁に捧げよう!いざ!

「…いらない!」

しかし嫁はインド人もびっくりの白け切った顔で
こちらを睨むのみであった。さすがにつわりで弱った
嫁を2晩連続で押し倒すという、阿修羅の性豪のような
ウタマロ伝説の道を行く勇気はなかった。

ま、お腹の子のことも考えて、おとなしく寝るか…。

ことなカレー主義。


日記才人に参加してます。投票ボタンを押してくれたお礼に一言飛び出ます。
初回だけ登録が必要ですがよろしくお願いします。↑


.
.

やれずぼったくり。

嫁と長い間裸のぶつかり合いをしていない。
元々嫁に意欲がない上につわりがひどいからである。

しかし、夜、嫁がネットをやっていたのを見て、

「つわりがひどければネットどころではないはず…。
 今日は小康状態らしい」

と判断し脱がしてみたところ、嫌とも応とも言われなかったので
黙認されたと見てそのまま突入した。

嫁に苦悶の表情が浮かぶ。これは快楽によるものか、苦痛の
ものなのか。しばし動きを止めてみた。

「痛いかい?苦しいかい?」

「いえ、大丈夫!これでもうしばらくやらないから!」

誠にもって冷たい返事であった。ダメ亭主が腹を空かせているから
しゃあねえメシ食わせてやるか、みたいなあしらわれようである。
色ボケ亭主が溜まっているから、しゃあねえアタシを食わせてやるか…
といった感じで…。逝く時は一緒よとかもっとXXしてとか、そういう
盛り上がり感全くなし。ひとりでバーニングしている自分のみがアホである。

お情けでやらせてもらわなくてもいいのではないか…。

と考え始めたら、次第に僕の体が物理的に縮小し始めた。
なんということだ。こんなことはやまだかつてないことだ。
お情けがどうのという次元の話ではない。男の恥である。
僕は必死に盛り返しを図ったが、

「プギャアアア!」

横で寝ていた娘・R(1才)が突然の夜泣き。

「あああ、ごめんよ。起こしてしまったね」

「プギャアア!」

Rが僕を睨んで泣く。それで我に返った。
ネイキッドな状態で嫁の上に乗ってる雄姿、
いや、痴態を見られてしまったあああああ。

こうなると全てのイベントは中断である。先程まで
僕が独占していた嫁の体はRがしがみつくことになり、
再び眠りにつくまで離れないのであった。

そして嫁もRと抱き合ったまま眠りに落ちる。

…。

あのー。

お情けでもいいんで、続きを…。


日記才人に参加してます。投票ボタンを押してくれたお礼に一言飛び出ます。
初回だけ登録が必要ですがよろしくお願いします。↑


.
.

小鳥がくちばしを合わせるようなキスを…。

娘・R(1才)が喋れる言葉は「わんわん」(動物全てこう呼ぶ)、
「ママ」(僕も嫁も)、「いち、じゅう」(1,10)、
「バイバイ」ぐらいである。

まだ少ない。ウチにある、喋るおじゃる丸のおもちゃの方が
ボキャブラリーが豊富である。

しかし徐々に増えつつある。絵本を見せながら

「これは鳥さんだよ。ちゅんちゅん」

などと教えていたら口を尖らせて

「ちゅ、ちゅ」

と言うようになった。新しい単語がひとつ増えた模様。
僕も口をタコのようにして

「そう、ちゅんちゅん」

「ちゅ、ちゅ」

「ちゅんちゅん」

「ちゅ、ちゅ」

徐々にRの尖った唇が僕の突き出た唇に近付いてきて

「ぶちゅうー」

キャー!Rと熱い接吻を交わしてしまった。

僕はいつもRにキスをしようとするのだが、普段はいつも
「イヤイヤ」と拒まれるのである。貞操を守っているのか
それとも単に僕が「おとうちゃんお口臭い!」と嫌われているのか。

しかしこれで希望が見えた。この手があった。
これからは狂ったアメリカ人新婚夫婦のように接吻の雨あられを
お見舞いすることとしよう。

と、意気込んで次の日

「Rちゃん、ちゅんちゅん」

再び朝のキッスゥをしようとしたのたが

「うぎゃー!」

いつものように断られてしまった。
鳥だけに3歩歩いたら忘れ去ってしまったか…。


日記才人に参加してます。投票ボタンを押してくれたお礼に一言飛び出ます。
初回だけ登録が必要ですがよろしくお願いします。↑


.
.
< 日記 70TOP