艶姿水着娘。

日曜日は嫁と娘・R(1才)が通うスイミングスクールに
行き、Rと戯れていた。

嫁が妊娠したことをインストラクターに相談したところ、
これ以上続けることは出来ませんと言われてしまったので
泣く泣く今月いっぱいで退会することになった。レッスンは
平日しかやってないので僕が付き添うことは出来ないのである。

ただ、日曜日はレッスンはないが、会員が自由に泳げるよう
プールを開放してくれているので、会費がもったいないので
僕が付いて行ったのである。

何と言っても楽しみなのはRの水着姿が見れること。
親馬鹿ゆえ、どんなグラビヤアイドルのはみ乳水着写真
よりも、Rのその艶姿にシビれる憧れるゥ。

嫁がRを着替えさせてくれたので、僕もとっとと更衣室に入って
水着に着替えてプールサイドに降り立つと…。

photo

「R、可愛いね可愛いね可愛いね」

それこそコスプレ娘に齧り付くオタクカメラ小僧の如くデジカメで
撮りまくっていたのだが

「早くRをプールに入れてあげてよ!11時までなのよ!
 時間ないのよ!」

趣のない嫁が僕をせかすので、デジカメを嫁に預け

「たくさん撮れよ!」

と命じてRの手を引いてプールに入ったのであった。
僕の肩に手を掴まらせてバタ足の練習…。Rは怖がることなく
楽しそうにしている。せっかくここまで馴染んで来たのに
退会してしまうのはやはり口惜しいと感じるのであった。

しかし水着姿のRには色気すら感じる。素っ裸でも何も
感じないのに(感じたらそれはそれで危ない)これは僕が
コスプレフェチだからだろうか。

この瑞々しい娘もいずれどこぞの馬の骨の手に渡ってしまう
のか、と考えるとやはり口惜しいと感じるのであった。

Rを時間ギリギリまで遊ばせてプールから上がって、
嫁からデジカメを奪い取って早速画像チェック。

人魚姫のようなRに混じって、ずぶ濡れの船幽霊のような
オヤジが映っていた。僕だった。すぐ消した。

「あなた、来週もプールお願いね!」

嫁はまたもや僕にRのプール付き添いをさせることを命じた。
Rが伸び伸びと楽しんでいる姿を見て、今日でおしまいに
するのは嫁も不憫に思ったのだろう。

僕も否も応もない。Rの水着姿が見れるのなら例え火の中
水の中。だから水の中だってば。

どこへだってすっ飛んでいく所存である。

飛んでイスタンプール。

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遠山の嫁さん。

「どおおおお!」

家の中で娘・R(1才)が暴れていたので、近所の公園に
連れて行った。嫁は朝から不機嫌で付いて来ず…。

さては女の子の日かウヒョヒョと下衆な勘繰りをしてみたが、
よく考えたら嫁は妊娠4ヶ月なのでそれはありえなかった。

ま、それよりも僕らは楽しく遊ぼう!とRを公園に解き放つと、
Rはあっという間に遠くに走って行ってしまった。

公園の桜の木には未だ花が残っていた。折りしも一陣の強い風が
びょおっと吹き、夥しい花びらが舞った。視界一面が桜色に染まり…
何という幻想的な景色であることよ…。

目と心を奪われていたらいつの間にかRの姿を見失ってしまった。
Rもちょうど桜色の服を着ており、まるでRも桜の花のひとひらと化し
溶け込んでしまったような…。

「オトウチャン…実はアタチは桜の精で、花びらが散る頃に
 帰らなければならないの…今までアリガトウ…」

などという悲しい物語が一瞬にして頭の中を横切ったが

「どおおおお!」

Rはハトを猛追して戻って来た。やはりこの子は僕の子だ。
しかし安堵したのも束の間、見目麗しき婦人がやって来て

「あらーRちゃん」

と声をかけてきた。はて、どちら様で…。僕は婦人を凝視した
まま固まってしまった。

「そうだR、お前を知っている人だぞ」

Rに視線を移してみると、Rもガンタレたまま固まっていた。
やはりこの子は僕の子だ。血は水よりも濃し。

「奥さんにはお世話になってます」

良く見ると婦人の後ろには、Rと同じぐらいの背の女の子が
立っていたので、

「ああ公園のお友達ですか」

ようやく嫁の公園仲間だと気付いたのだった。こんな近所に
美人子持ち婦人がいたのかと暫く目が離せなかった。

今まで若い娘しか目に入らなかったが、ひょっとして2005年は
人妻の時代かもしれぬ。SEXPO'2005、愛☆恥丘博。お近づきに
なろうかしらん、と邪悪な謀略を企てていたところ、Rが

「あきゃきゃ!」

と僕の後ろを指差した。ん?と振り返っていると、そこには
他ならぬ嫁の姿が。ヒイイイイ!お前は後ろの百太郎か。

「や、やあ。君も来たの」

「うん。あ、はーい、こんにちは」

嫁と美人子持ち人妻が挨拶していた。そしてまた風が吹き
桜の花びらが乱舞する。よかった…。変なことをしていたら
公園の砂場は直ちにお白州となり、僕は嫁に市中引き回しの上
磔獄門にされるところであった。

もちろん決め台詞は

「この桜吹雪が目に入らぬかオウオウオウ」

である。

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お父さんのためのソリャナイデショー講座。

娘・R(1才)は徐々に言葉を覚えて来ているが、どうしても
「パパ」と呼んでくれない。

「Rちゃん、犬、わんわん」

「わんわん!」

「猫、にゃんにゃん」

「なんなん!」

「ママ」

「まま!」

「パパ」

「まま!」

「パ!パ!」

「まま!まま!まま!」

今日もダメであった。「ママ」は言えるのに、「パパ」と呼んでくれと
請うても何故か「まま!まま!」と連呼する。「ポッポ」(鳩)は言える
のでパ行は言える筈であるのに。

そもそも僕は「パパ」ではなく「お父さん」と呼んで欲しいの
である。「パパ」などという毛唐の言葉より「お父さん」と
呼ばれた方がときめき度が高い。しかしなかなか難しそうだから
敢えて「パパ」で妥協しているのだ。

「なんか意地でもパパって言わないみたいね」

勝ち誇った嫁が苦笑いする。僕は愛されてないのだろうか。
それとも僕の愛が足りないのだろうか。愛の注ぎ方だったら
嫁へのそれの軽く7倍は行っていると思うのだが。

そもそもRは「パパ」と「ママ」の区別がついているのだろうか?
されば問いかけ方を少し変えてみよう。

「Rちゃん、ママはどこにいるかな?」

するとRは僕の元を離れ、テテテ…と歩いて嫁の腕にひしと
抱きついた。これは理解出来ているようだ。

「じゃあ、パパはどこにいるかな?」

Rはにっこりと笑って嫁の腕を離れると、僕の元に戻って来た。
そう。分かっているではないか。さあ、お父ちゃんが抱きしめて
あげよう…。

と思ったのも束の間、Rは僕を通り過ぎてしまい、ぎゅっと抱きしめた
物は、半透明の袋で「東京都指定」と書いてある…

「R、それ、生ゴミ…」

娘にとって僕は生ゴミと等しい存在だったようだ…。
生ゴミ系父親。それが僕。

「ぷぷぷ」

嫁の微かな笑い声が聞こえた。おのれ。僕が生ゴミ系なら、煮ても
焼いても食えない嫁はさしずめ燃えないゴミ系であることよ。
ベッドの上でも燃えてくれないし。

将来姥捨て山に不法投棄されないよう、
生ゴミ系父親を脱出し、せめて
ナゴミ系父親になりたい今日この頃。

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夫婦のまんが道。

娘・R(1才)が寝静まった、僕と嫁との夫婦の時間…。

まったりと愛を語ろうぜ今夜のトゥナイト、とか
ふたりきりで燃え上がろうぜ情熱のパッション、とか
星の数だけ交わそうぜ接吻のベーゼ、とか

そういった艶っぽいものは何もなく、嫁は寝床で僕の
マンガを勝手に読んでいた。しかも「ガラスの仮面」。
このオタク妻めが。

何となくベタベタしたくなった僕は、嫁の隣に寝転がり
マンガを覗き込んだり抱きついたりして、

「マンガじゃなくてボクチンをかまって…」

と、愛のPING送信をしていたところ

「あなた…」

おお、愛のパケットが嫁に届いたか…と思ったら

「あなた、コレ読み終わったから41巻持って来て」

という単なる使いっ走り返信であった。嫁の言う通りにはせず、
物凄いドエロマンガを代わりに持って来ようと思ったが、その
ドエロスマンガにより僕の性的嗜好を嫁に勘ぐられる事を
考えると、途方もなく恥ずかしくなってきたので、

「はい。41巻。あと1巻でオワリだよ」

素直に持って来、また嫁に添い寝するのであった。
物語のクライマックスに没頭する嫁。僕は何故か性的興奮を催し
深夜のクライマックスに達し、嫁のそばで腰をヘコヘコさせて
それが嫁にも伝わるよう愛のDoS攻撃を開始したところ

「あなた…」

おお、遂に嫁もダウンして僕の愛を受け入れたのか…と思ったら

「揺らさないで。マンガ読めなくなるから」

おそろしい嫁!マンガより僕の鼻毛を読んでくれ。

嫁はマンガ。
僕はフマンが…。

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けっこうなご趣味で…。

またもやミッフィーグッズを手に入れたので
Rに与えることにした。Rはキャアキャアと喜んで
くれたが嫁があきれた顔で僕を見つめていた。

「あなた、またミッフィー?」

「そうだよ」

僕はちょっと前もミッフィーの絵本を買ってきたばかりだ。

「どうしたの?そんなに好きになったの?今まで
 ミッフィーなんて見向きもしなかったじゃない!」

当たり前だ。三十路男がミッフィーグッズに心を奪われ、
目をキラキラさせている姿なぞ、気持ち悪くて見たくもない。

「保険のおばちゃんにもらったんだよ!ミッフィーは
 Rが大好きだからな」

僕はRの喜ぶ顔が見たいだけである。惚れた相手の
趣味に合わせる、なんてことはよくある話ではないか。

かつて近所にいた僕のお気に入りの美少女Rちゃんが
(Rの名前のルーツの伝説的美少女。ここ1年半音信不通…)
よりによってホモ小説にはまってしまった時、僕はRちゃんから
大量に送られまくってきたホモ小説をイヤイヤながら読み倒した
ことがあった。

これも惚れた相手の趣味に合わせるため。相手に恋焦れる故の
苦行である。さすがにこの時は男色小説なだけに難色を示したが…。

それに比べればミッフィーなどは極めてまともである。
願わくばRはこの父の許容範囲の趣味を持って欲しい。

「お父さん、ホモになって」

などと言われてもまいっちんぐ。

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