真夜中のゲーム帝国。

嫁もわりかしネット好きのパソコン好きである。

夜、ノートパソコンに向かってポチポチと熱心そうに
していたので画面をチラッと覗いてみたところ、緑色の背景に
トランプがずらずらと…

「…ソリティア?」

「うん。実は好きなの…」

恥ずかしそうに笑う嫁であったが、夜中、娘・R(1才)が
寝静まった後、黙々とソリティアをやる姿は果てしなく
地味であった。

オンラインゲーム全盛期のこのご時世に、何故未だにソリティア。
昔のウィンドウズからずーっとオマケで付いて来たソリティア。
嫁だってパソコン暦は長いはずなのに。

かつて僕の母が、まだファミコンの世にスーパーマリオにはまったことが
あったが、やがて時代が下ると共にスーパーファミコン、そして
プレイステーションの世になっても

「これスーパーマリオできるの?お母さんそれがやりたい」

とずっと言い続けていた思い出が嫁の姿と重なるのであった。
血は争えないなあ…って、血は繋がってないか。

そんなトランプをめくりまくっている嫁のその後の運命は、
僕の手によってパンツごとめくられ、物理的オンライン
ゲームが開始されるのであった。

そりてぃあ皆さんさようなら。

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嫁と娘の存在:priceless

マスターカード(URL)のすなる

「今日のお買い物:1,326円
 ゆっくり散歩する時間:priceless」

というCMを我もしてみむとてするなり。

電車で公園へ:420円
電車で公園へ:420円

ランチ:1,820円
ランチ:1,820円

ゆっくり家族で遊べること:priceless
ゆっくり家族で遊べること:priceless

僕にとってはのんびりと嫁と娘・R(1才)と過ごす時間こそが
何よりも貴重なのである。しかし嫁はこのところ…

寝床でマンガを読む嫁:sexless
寝床でマンガを読む嫁:sexless

買えるものはマスターカードで。
やれない夜はマスターベー(自粛

この日記の価値:priceless

※pricelessには「ばかげた」という意味もある。

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いないいないBAR。

友達のHIRAMEさんと、中学からの同級生RHで飲んだ。

駅前でグダグダになっている大学生の群れに辟易し、
彼らが来なそうな静かなバーを選んだ。

そこはメガネとヒゲのマスターと、可愛いアルバイトの
女の子と、魔太郎ばりの薔薇柄シャツがよく似合うオカマの
バーテンがいる小さな店だったのだが、久しぶりに入ってみると
内装が変わっていた。

「あのー、ここ、お店変わっちゃんたんですけど
 よろしいかしら?」

相変わらずの薔薇柄シャツを着た、以前より更に女っぽくなった
バーテンが(でも漢)出てきて言った。聞くところによると、
僕のお目当てだったバーは隣のビルに移り、オカマバーテンが
分家(?)してこの店を開いたのだという。

もう入ってしまったからには仕方がない。RHは遅れて来るというので
HIRAMEさんとふたりでしばらく過ごす。

カウンターの中にはオカマのバーテンと、店員の、これまた
薄化粧をした男の子。客席にはカッコいいんだけどどこか
雰囲気が違う男が2、3人ほど。それも団体でなく皆ひとり客。

これは…間違いない。

僕のお気に入りのバーは、オカマバーテンの手により
ゲイバーになってしまっていた。

僕とHIRAMEさんがふたりで飲んでいる時は放置されていたというのに
RHが遅れてやって来た途端、

「ちょっとよろしいかしらん?」

オカマバーテンが僕らの席に座って来た。RHは見てくれがカッコよく、
しかもゲイ受けしそうなジャンルに入るので品定めに来たのだろう。
僕とHIRAMEさんだけの時は放置してたくせに!

勿論RHは男色家だではない。15年以上付き合ってそんな話は聞いた
ことがない。まだ独身だけれども久しぶりに話してみると、相変わらず
女の好みやこだわりが多い。

「僕は自分が一番弱っている状態の時でも付いて来てくれる
 女性がいい。この人は大丈夫だろうと思って弱った自分を
 ありのままさらけ出すんだけど、みんな逃げていくんだよ」

「ぶわはははは!」

もしゲイの道に入ったとしても男の好みにもうるさくなりそうだ。
男色なだけに難色を示すであろう。

ゲイバーの瘴気というか毒気に当てられて、少し酔った僕は
翌朝娘・R(1才)の顔を見て口直しである。

「いないいない、ゲイバー!」

泣かれました。

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鳩カブレー。

日曜日、公園で遊んでいた時の出来事。

ハトの群れを見つけた娘・R(1才)が、目の色を輝かせて
まっしぐらに走って行き、ハトに囲まれて嬉しそうにしていた。
Rはハトが好きなのだ。

一方で見知らぬ小さな女の子がやはりハトに近付いて来たのだが

「ハトに近付いちゃいけません!」

母親らしき女性が思いっきり怒って連れ戻していた。おそらくハト
アレルギーを心配しているのだろう。僕も考えなかった事ではない。

しかし子供の頃、生活排水たれ流しの汚いドブ川の中で、呪われた
ようにほぼ毎日ザリガニ採りに明け暮れて育った僕としては、子供
なんて無菌培養で育てられるわけでもなし、それほど神経質になら
なくてもよいと考える。

ただ予め危険が分かっているのであれば事前に防ぐ努力をするのが
親としてやるべき事である、と言われたら返しようがない。

詰まるところ僕は楽しそうにしているRを制止出来ないだけなのかも
しれない。

なんて事を考えていたら、怪しげな若者ふたりがやって来て、Rに
カメラを向けパチリパチリと撮り、あっという間に去っていった。
どのように怪しげなのかというと、彼等の様相から連想するイメージは…

秋葉原・美少女ゲーム・少女陵辱同人マンガ・メイド喫茶・ゲーセン・
・鉄道研究会・テキストサイト管理人…etc.

要はオタクっぽいのである。僕はここで

photo
岡田あーみん「お父さんは心配症」

と殴りこみをかけるべきであったが、あまりの咄嗟の出来事に
呆然としてしまった。

という風に自己欺瞞してみたものの、先ほどはRを、そして今度は
オタク若者を、相次いで制止すべきところで出来なかった僕は
もっと強い態度で臨むべきなのかもしれないと反省した。

嫁はこのことに気付いていなかったので伝えてみたところ

「ヒイ!アイコラとか作るんじゃないでしょうね!」

と震えていた。アイコラとはエロスな写真にアイドルの顔だけ
貼り付ける偽ヌード写真のことで…って何故嫁が知ってるのだ。

「いや、いくらロリコンが多いこの世の中とはいえ、
 いくらなんでもそれはないんじゃないか…」

いささか突っ走り過ぎの嫁をなだめたものの、アイコラまでは
いかなくともRの写真をネット上にアップとかされないだろうなあ、
などと心配したのだが…

それって既に僕と嫁がやっていることであった。
しかも僕と嫁、各々のサイトで。

苦笑いするしかなかった。

ひとまずハトよりも知らない男に近付いちゃいけません、
ということをRに教えようと思う。

ちなみに僕はハトは大嫌いだがハト胸の女性は好きである。

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哀愁でいと。

朝。嫁と娘・Rとで光が丘のスイミングスクールに行き、
妊娠中でプールに入れない嫁に代わって僕がRをプールに入れ、
水の中で戯れる。

昼ゴハンを食べた後、光が丘公園で昼寝もせずに

「遊んでえ」

と手を引くRにされるがまま、公園内を縦横無尽に歩き、走り、
ボールを投げたりして遊びまくる。

午後3時ごろ、家に帰ってようやく眠りに落ちたRであったが、
夕方パッチリ目を覚ましてまたもや僕に

「遊んでえ」

と誘惑され、家の中でもドタバタと暴れまくる。
夕ゴハンを食べ、お風呂の中でもばっしゃばっしゃと僕と
散々遊んだ。そしてようやく寝る時間。布団に入って

「さあR、お父ちゃんといっしょにねんねしよう」

抱き合ってベッドインするのだうへへへ…と誘ったのだが

「ピギャアアーー!」

これまでの甘えモードが一転して拒絶の態度に。

「どうして?今日ずっと一緒だったじゃないか!」

散々貢いできた女に、いざ最後のお楽しみという時に、まんまと
裏切られたかのような気分である。僕が手を広げてRを抱こうとするも

「いなない(いらない)!」

とはっきり拒否され…。

「ひ、ひどい。あまりにもひどい仕打ち…今日ずっと
 遊んでいたのに…アタイとは遊びだったのね…」

「遊びだったんだよ」

嫁、何のフォローもなし。ひとり寂しく不貞寝した僕であった。

翌朝、何事もなかったかのように起きるR。
早速僕のところに絵本を持って来て

「読んでえ…遊んでえ」

との催促が…。僕はもう騙されないぞ!

「ふええん!ふええん!」

「わかったわかった。泣くな。えーと、ミッフィーは…」

やはり騙されるのであった。おそらく一生騙され続く…。

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