真夜中のゲーム帝国。

嫁もわりかしネット好きのパソコン好きである。

夜、ノートパソコンに向かってポチポチと熱心そうに
していたので画面をチラッと覗いてみたところ、緑色の背景に
トランプがずらずらと…

「…ソリティア?」

「うん。実は好きなの…」

恥ずかしそうに笑う嫁であったが、夜中、娘・R(1才)が
寝静まった後、黙々とソリティアをやる姿は果てしなく
地味であった。

オンラインゲーム全盛期のこのご時世に、何故未だにソリティア。
昔のウィンドウズからずーっとオマケで付いて来たソリティア。
嫁だってパソコン暦は長いはずなのに。

かつて僕の母が、まだファミコンの世にスーパーマリオにはまったことが
あったが、やがて時代が下ると共にスーパーファミコン、そして
プレイステーションの世になっても

「これスーパーマリオできるの?お母さんそれがやりたい」

とずっと言い続けていた思い出が嫁の姿と重なるのであった。
血は争えないなあ…って、血は繋がってないか。

そんなトランプをめくりまくっている嫁のその後の運命は、
僕の手によってパンツごとめくられ、物理的オンライン
ゲームが開始されるのであった。

そりてぃあ皆さんさようなら。
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