鳩カブレー。

日曜日、公園で遊んでいた時の出来事。

ハトの群れを見つけた娘・R(1才)が、目の色を輝かせて
まっしぐらに走って行き、ハトに囲まれて嬉しそうにしていた。
Rはハトが好きなのだ。

一方で見知らぬ小さな女の子がやはりハトに近付いて来たのだが

「ハトに近付いちゃいけません!」

母親らしき女性が思いっきり怒って連れ戻していた。おそらくハト
アレルギーを心配しているのだろう。僕も考えなかった事ではない。

しかし子供の頃、生活排水たれ流しの汚いドブ川の中で、呪われた
ようにほぼ毎日ザリガニ採りに明け暮れて育った僕としては、子供
なんて無菌培養で育てられるわけでもなし、それほど神経質になら
なくてもよいと考える。

ただ予め危険が分かっているのであれば事前に防ぐ努力をするのが
親としてやるべき事である、と言われたら返しようがない。

詰まるところ僕は楽しそうにしているRを制止出来ないだけなのかも
しれない。

なんて事を考えていたら、怪しげな若者ふたりがやって来て、Rに
カメラを向けパチリパチリと撮り、あっという間に去っていった。
どのように怪しげなのかというと、彼等の様相から連想するイメージは…

秋葉原・美少女ゲーム・少女陵辱同人マンガ・メイド喫茶・ゲーセン・
・鉄道研究会・テキストサイト管理人…etc.

要はオタクっぽいのである。僕はここで

photo
岡田あーみん「お父さんは心配症」

と殴りこみをかけるべきであったが、あまりの咄嗟の出来事に
呆然としてしまった。

という風に自己欺瞞してみたものの、先ほどはRを、そして今度は
オタク若者を、相次いで制止すべきところで出来なかった僕は
もっと強い態度で臨むべきなのかもしれないと反省した。

嫁はこのことに気付いていなかったので伝えてみたところ

「ヒイ!アイコラとか作るんじゃないでしょうね!」

と震えていた。アイコラとはエロスな写真にアイドルの顔だけ
貼り付ける偽ヌード写真のことで…って何故嫁が知ってるのだ。

「いや、いくらロリコンが多いこの世の中とはいえ、
 いくらなんでもそれはないんじゃないか…」

いささか突っ走り過ぎの嫁をなだめたものの、アイコラまでは
いかなくともRの写真をネット上にアップとかされないだろうなあ、
などと心配したのだが…

それって既に僕と嫁がやっていることであった。
しかも僕と嫁、各々のサイトで。

苦笑いするしかなかった。

ひとまずハトよりも知らない男に近付いちゃいけません、
ということをRに教えようと思う。

ちなみに僕はハトは大嫌いだがハト胸の女性は好きである。
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