乙女カフェとナンジャタウン

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娘・R(2才)を連れて池袋でオフ会なるものを執り行った。子連れなので11時半開催、16時お開きの健全オフ会である。

参加者はヨシミさんKFさんサトちゃん、ウマ。君、もにさんゆきやなちゃん。どうもありがとうございました。

最初に「乙女喫茶」なる、メイド喫茶とは一風違う色物喫茶に行った。ここはカッコいい男装をした女の子店員が乙女をもてなす喫茶であり、そのコンセプト故僕ら以外の客は全員女の子であった。

ウマ。君とはお約束のように男装のメイド(?)に絡み

「結婚してください!」

「ウマ。君結婚してるだろうが!僕と結婚してください!」

「子連れで何言ってんすか!」

とやりあっていた記憶がある。しかしこちらのメンバーの中のひとり、もにさんは「メイドリフレクソロジー」という手や足をマッサージしてくれる店のメイドさんである。池袋には色んな店があるものである。

ヨシミさんはRを速攻で写真に撮り、速攻でBLOGにアップするというネットストーカーならではの手際の速さを見せていた。

KFさんは僕と同じく音楽ゲームが大好きであり、音楽ゲームの聖地池袋(有名なゲーセンがある)に来ていて興奮していた。

それから場所をナンジャタウンに移し、皆で黙々と餃子を食べた。ここでサトちゃんが手作りのアンパンマンクッキーを皆に配ってくれて、Rは大好きなアンパンマンだというのに、容赦なくポリポリと平らげていた。

ナンジャタウンから参加のゆきやなちゃんは、色っぽいロリ服を着て来たため、オヤジのセクハラを受けていたが(主に僕)、その一方で

「大学が…単位が…」

とかなりシビアな話をしていた。僕は既にビールで頭が沸いており、よく分からなかった。

一方でRはというと、緊張していたので殆ど喋れなかったけれども、食うものはばくばく食うという食いしん坊であった。もう少しみんなといれば懐いていたと思う。

そんなわけで皆さんありがとうございました。
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氷川きよしと弘道お兄さんと美少女

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いつも騒がしい栃木の母が、強い勢力を保ったまま我が家に上陸した。

僕は強い精力を保っているがそれは今回の話とは関係がない。母は熱狂的な氷川きよしのファンで、いかにきよしが素晴らしいかを娘・R(2才)に教え込んでいる。その熱心さはエ○バの商人や○○学会等の勧誘の比ではない。おかげでRはテレビで彼が映ると

「あ、きよしくん」

と言うようになってしまった。

「はい、じゃあ『きよしのズンドコ節』歌うよ〜」

母は今日もまたきよしの歌をRの前で披露しようとしていた。ふん、どうせRは聞いちゃいないさ…と鼻で笑って見ていたところ、なんとRは

ずん。

ずんずん。

ずんどこ。

氷川きよしズンドコ節
き・よ・し!

一緒に歌うばかりではなく、フリフリと腕と腰を振って踊り、L字指のキメポーズまでやってのけた。完璧。一体何時の間に母に仕込まれたのだろう。母さん、勝手にRに芸を仕込まないでって言ったろうが!洗脳の早さはオウム真理教以上かも知れぬ。

…おそろしい母!

その後Rとテレビを見ていると、「体操のお兄さん」こと佐藤弘道がCMで歌って踊っていた。この人もNHK教育テレビからブレイクした幼児向け番組のスター的存在で、子育てママさん達に絶大な人気を誇る。嫁もまた例外でなく、弘道お兄さんが出ている番組は必ず見せ、Rにも見せているのだ。この時などはそのCMが始まった途端

「キャアアア!弘道お兄さんよー!」

わざわざ夕食の料理の手を止めてすっ飛んできた。母といい嫁といい、ウチの女どもは何なんだ。母は氷川きよしの歌を教え込み、嫁は弘道お兄さんが番組内でやっている歌と踊りをRに教え込む。好きだからといって、何でもRに押し付けるんじゃないよ…と言いたいところであったが

「お前、なんで机にそんな女の子の写真を飾ってるの?一体誰なのそれ?」

と母が突っ込みを入れられてウッと詰まった。その女の子とは、僕が最大級に惚れ込んでいる、元近所に住んでいた超美少女Rちゃんである。Rの名前の由来は彼女から来ている。Rちゃん好きが高じて、そのまんま名付けてしまった。

Rに一番押し付けていたのは僕であった!歌や踊りを押し付けるレベルの話ではない。一生モンのものを背負わせてしまっていたのだった。僕は何も言えなくなってしまった。

親達が好きなもののお陰で、Rも既に結構なカルマ(業)を背負った人生になってしまっていることよ。すまんなあ。

好きこそ娘があわれなりけり。
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カラテカ

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「Rを幼稚園の体験教室に行かせます」

わが嫁が行った。娘・R(2才)はもうそんな年頃になったのかと感慨深くなった。嫁の股の間からギャースと産まれてきたのがついこないだのようである。その前に嫁の股の間にはううううと種まきをしたのもついこないだのようである。

この調子で行くとあっという間に女子中学生、女子高生へと僕が一番楽しみにしている時期になってしまうそうである。幼稚園では是非「お父さんとはずっと一緒にお風呂に入りましょう」と教えて欲しい。いや教えるべきだ。ていうか教えろ。

それで第1回目の体験教室に行った後の嫁の話が凄かった。

「ひとりだけとんでもない悪ガキがいたの。誰彼かまわず殴ったり首を絞めたりして泣かせちゃうのよ。Rはたまたまやられなかったけど」

ちっちゃなころから悪ガキで触るもの皆傷つける、ギザギザハートの子守唄のようなガキ、もといお子様がいたらしい。

「その子の親は何してたのさ」

「何も。他のママとおしゃべりしてるの。さすがに幼稚園の先生が注意したんだけど『すみません』って生返事だけで。ケロッとしたもんよ」

「Rも殴ることなんて知らないから速攻で泣かされるだろうなあ」

「そうなのよ!普通この年で知らないわよ!きっとあの親が同じ事をしてるのよ!しょっちゅう殴ったりして叱ってるに違いないわ!それで覚えたのよ」

「ろくにしつけも出来ないのに暴力を振るうダメ親だな!」

「そうだそうだ!」

余程その母子が憎かったらしく、僕もそれに釣られて興奮してしまったが、さすがにどんなダメ親でも子供の首を絞めることは考えにくい。おそらくその子供にやんちゃ盛りの兄がいる、とか考えたほうが真実に近いかもしれない。しかし他の子に暴力を振るうことを叱らない時点でダメ親であることは変わりない。

今はウチでまったりノホホンとしているRも、やがて集団生活で揉まれることも必要だろう。ただこのジャイアンのような理不尽な暴力にただ屈するのを「おおかわいそうに」と慰めるだけでいいはずはない。

「よしR。今からパパが空手を教えるぞ。パパは昔空手やってたんだよーん」

オタクな僕だが、空手をやっていたのは本当である。だたし小学6年生までである(その後オタク化)

「はい。これが中段突き。R、『えい』って言ってやってみよう」

僕が拳を突く動作をRはピョコピョコと

「えいえい!えいえい!」

と楽しそうに真似をする。なかなか筋がよい。ところが嫁がここで横槍を入れた。

「でもあなた待ってよ。それでRが他の子を殴るようになったら?」

確かにそうである。空手の正しい使い方の教え。僕は空手の「お師さん」からこう教わった。

「引かぬ媚びぬ顧みぬ」

違った。

「空手はあくまでも心と体を鍛えるものである。相手を傷つけるためのものではない。空手を使うとしたら、身を守るためだけにせよ」

というものであった。これをRに教えなければ…と考えたが、こんな小さな子に分かる訳はない。口で言って分からないなら体罰をもって教えるしかない。体罰をするとそれをまたRが覚えて他の子に暴力を…。だからといって教えないとジャイアンに…。

ああ、暴力の無限ループに陥ってしまい、訳が分からなくなった。おそらくこの問題を解けるのならば、世界の戦争もなくすことが出来よう。

「はあ…どうしたもんだか」

とりあえずティーブレイクでもするべか。

やはり空手よりカフェラテが好きである。
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こっち「におい」でよ/世界のCHINCOとMANKO

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chinko
「CHINCOデザイン」http://www.chincodesign.co.uk/

どんなデザインやねーん。

manko
「MANKOデリバリー」http://www.mankods.com/

宅配してくれるんかーい。


というわけで今日は尾篭な日記である。

娘・R(2才)と戯れていたら、急に大いなる便(以下ビッグベン)の臭いが漂ってきた。

「んー。なんか臭いがする。Rかしらん?」

まだおむつっ子のRのお尻に鼻を近付けてみたが、そのようなスメルはなく。そもそもRがビッグベンをする時には前触れがある。大体何かに捕まってプルプルと小刻みに震えている時がそうである。この時のRの表情は、剣が峰に立たされた朝青龍の如く「まさにここが踏ん張りどころ」という非常に緊迫した顔をしているので見ていて面白い。しかしこの時はそのようなことはなかった。

「おかしいなあ。タクかしらん?」

息子・タク(4ヶ月)の方をチラリと見たが、まだ母乳オンリーのビッグベンの臭いは、固形物を食べている我々とは違うのだ。タクではない。

「すると…誰かしらん?」

と首を捻っていると、嫁が僕らの脇を颯爽と通り抜け、

「私かしらん?」

悩ましげにお尻をプリっとひと振りしたのである。

「ど…どこの世の中に糞を平気で垂れ流してる嫁がいるんだ!」

そんな嫁がいたら実家に送り返す。熨斗紙付けて返品する。あとトイレットペーパーもおまけにつける。

とは言うものの、嫁の悩ましげな腰付きにただならぬ発情をしてしまった僕は、その夜一般的な夜の19番ホールのみならず、ビッグベンが出てくるところまで攻めてしまった。嫁曰く、

「翌日ずっと痛かった」

とのことで。ついムラッとしてやってしまった。今は反省している。僕が攻めたことにより大きな穴(以下ダイアナ)となってしまい、それこそ垂れ流しになってしまわないかと…。

嫁を犯せば穴ふたつ。

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ひな祭りレディーゴー!

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娘・R(2才)のためのひな祭りに備え、押入れから雛壇セットをゴソゴソと取り出した。

僕はあまり日本人形が好きではない。魂が宿るとか髪が伸びるとかはよく聞く話しだし、なんか暗い顔をしてるし、出来ることなら触りたくないし近寄りたくもない。
西洋の少女の人形などはパンツをめくるぐらいの余裕はあるのだが。

このセッティングの時も箱から開ける時に少しだけ怖かったのである。お内裏様が入っている箱を開けた途端目からビームが出やしないかとか、
お雛様の箱を空けたら髪が思いっきり伸びていてトグロ巻いてたらどうしようとか。

飾ったら飾ったで夜が怖い。暗い中にぼうっと不気味な白い顔が浮かぶのである。もしふと見た時に、お内裏様とお雛様の顔がおすぎとピーコになっていたら
と考えると怖くて眠れなくなってしまう。

そんな馬鹿げた理由でRの桃の節句を中止するわけにはいかないので、嫁と雛壇の設置を開始。徐々に組み立てられていくさまを見てRは

「おおー。しゅごいねえー」

僕らの横で何度も感動の声を上げていた。そして雛壇完成。

「ほらR、できたよ。おひなさまだよ」

さあR、喜ぶがいい。そう意気込んで見せてやったのだが、Rは


ひな祭り
「のんのーん」

仏壇と勘違いして拝んでいた。雛壇が仏壇であるならば、人形達は位牌になるのだろうか?と考えていたら、Rはお内裏様を指して

「ぱぱ」

と言った。ああ、僕は死んでしまったようだ。

今日は悲しいお葬式〜。
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