やらせ(てくれない)問題。

クリスマスイヴの夜、僕は嫁に唯一プレゼントとしてお願いした
愛の営みをすべく、寝床に入って嫁が風呂から上がるの今か
今かと待ち受けていたところ、子供達と一緒にガーガー寝て
しまったという、体の一部だけ大人であとは子供ちゃん的な
失態をしてしまったことは以前に書いた。

実は恥ずかしくて書かなかったのだが、この2日前にもミッション
インコンプリートで終わってしまった夜があったのだ。

その夜はウホウホと嫁と愛のウェーヴを醸し出していたところ、
そのダイナミックな波動が伝わってしまったのだろうか、娘・
R(2才)が起きて夜泣きしてしまったのである。

寒かったので僕らは布団にくるまって愛のズンドコ節を行なって
いたため、全裸でがっぷり四つの「大相撲ドエロ場所」としか
言いようのない醜態を我が子の前で晒すことだけは避けられたが
コトはここで中断。Rが再び寝てくれるまで悶々と待たなければ
ならなかった。

まさか嫁がRをあやしている背後からズドンと襲う訳にもいくまい。
オイラのジュニアは文字通り「立たされ坊主」になっちまったのさ。
HAHAHA!

しかし僕はここでも待っている途中で寝てしまったのだ。気付けば
朝。あれほど太陽が憎かった朝はない。そんな経緯があったので
ようやく嫁は

「あまりにも哀れだから…」

お情けで愛の股開きに応じてくれたのであった。

「ありがとう。これぞ嫁の情け」

「だって下半身裸でゴムつけたまま寝てるし。…ぷっ」

「うわー。お前、見てたのか!」

「あまりにも哀れな姿だったから日記に書く気も起きなかったわ」

なんと、嫁は自分のWEB日記に書こうとしていたのだ。嫁は僕と
同様に日記をWEB上にアップしている(どこかは秘密)しかし僕の
哀れというか情けなさに書くのを躊躇したという。

僕は嫁に感謝した。そんなことを書かれたら僕はもうネット上で
生きていけない。って自分で書いてどうする。

どの道僕がここで自由に書いている分、嫁に対しても書く内容を
規制する気はない。それをしてしまうと逆に嫁もこのサイトへの
干渉をして来るであろう。自分の首を絞めることになるのだ。
だから僕は嫁に対しては…。

避妊はするけど否認はしません。


エンピツ投票。
.
.

ぽっぽっぽー汽車ぽっぽー。気ー車が欲しいかそらやるぞー。

■お知らせ

「除夜のテキスト祭」(12月24日〜30日)

108サイトのテキストが1時間毎に次々と発表されるWEBイベントに
参加しました。僕の出番はその中でも栄えあるトップバッターだった
ようです。
「ようです」とは運営者の諸事情によりタイムテーブルが発表され
ていなかったので、気付かないまま出番が終わっていたのです。
しかしまだまだたくさんのサイトが出場しますし、全日程終了後に
ログが公開されますので是非見に行ってください。

そして同イベント参加仲間、脱サラ実況サイト「ワカレミチ」
店長さんの居酒屋で飲みました。ごちそうさまでした。

■お知らせオワリ。以下日記。


娘・R(2才)へのクリスマスプレゼントは自転車であったが、
息子・タク(2ヶ月)へは汽車のおもちゃにした。

タクはまだ幼な過ぎておもちゃの何たるかすら分からないので
絶対Rに奪われるに違いないので、初めは用意しなくていいかと
思っていたのだが

「Rの最初のクリスマスにはちゃんとあげたから平等に」

という嫁の提案でタクにも贈ることになった。当時Rは生後4ヶ月
ぐらいであり、物をいじる程度のことは出来ていたので、2万の
ネックレスをあげてしまっていたのだ。Rがそれを身に着ける年頃
になった時に

「これ、死んだパパから貰った最初のプレゼントなの…」

と、肌身離さず首から下げてくれている…などという想像をして
目を潤ませたものである。パパ草葉の陰で泣いちゃう、と。
ていうか何故自分をとっとと亡き者にしているのか分からんが。

当時の僕は恋人が出来たかのように浮かれまくっていたのである。
長女は最大の恋人って言うし…。

さて、タクへのプレゼントを買いに行ったのはおもちゃ屋が1年で
1番混むクリスマスイヴの日。首尾よく目的の物を見つけたのだが

「しゅーぽっぽ!」

一緒に連れて来ていたRは目敏く目を輝かせていた。速攻でサンタ
さんの正体をばらしてしまったことであるよ。まだRはサンタが
何をする人か自体理解してないので、来年は気を付けねばなるまい。

そして夜、子供達が寝た後に枕元にプレゼントを包んだ袋を置いた。
翌朝目覚めたはRは早速その袋を僕のところに持って来たので

「サンタさんからのプレゼントだよ。何が入ってるのかな?」

と開けてやろうとしたのだが

「しゅーぽっぽ!」

前日に見られているだけあってバレバレ。包装を解いてやると待って
ましたとばかりに木製のレールに乗せてしゅーぽっぽしゅーぽっぽと
遊び倒し、やはりRが独占してしまう形となってしまった。

「Rちゃん。それ、一応タクへのプレゼントなんだけどなー」

一応言い聞かせてみると

「たっくん(タクのこと)、しゅーぽっぽ!」

Rはタクの目の前に汽車を見せてやった。タクは当然

「?」

目をキョロキョロさせるだけであったが、Rよ、パパはお前のその
優しさを忘れないぞ…とまた最大の恋人に恋焦がれるのであった。

「Rちゃん、汽車ぽっぽ、嬉しい?」

「うれしー」

「汽車ぽっぽ、楽しい?」

「たのしー」

以上で汽車会見を終わります。



エンピツ投票。
.
.

セイント性夜。

「あなた、クリスマスプレゼントで欲しい物ある?」

と嫁に聞かれ、まさか女子高生幼な妻が欲しいと言う訳にもいかず、

「んー。別にない。お前こそないのか?」

「いえ私も別に。ごめんね、気の利いた贈り物とか思い浮かば
 なくて」

「あ、いや。僕もそうなんだけど…」

「じゃあ、今年はナシってことでいいよね」

嫁と結婚して4年(5年かもしんない)、その前に付き合ってた年数を
入れると15年程になる。僕らが付き合い始めた頃に生まれた女の子の
中には、クリスマスに初ニャンニャンしている子もいるだろう、と
考えると妙に興奮するが、一体何の話だ。

つまり、それだけ長く付き合っていると欲しいプレゼントのネタも
枯渇するのである。だからもう考えるのも面倒なので、だったら
いらないや…と思ったのだが

「おおそうじゃ。頼むからやらせて下さい。プレゼントは体でいい
 です。お願いします」

クリスマスにおける巷のカップルはあの手この手でムードを高め、
性交を崇高なるものにすべく励んでいるだろうに、僕はといえば
直球の土下座外交…いや、性交を目論んだのである。

娘・R(2才)と息子・タク(2ヶ月)の育児に疲れ果てている嫁は
とても僕の下の世話まで回らず、大変頻度の低いものとなっている。
それ故のお願いである。

「わかったわかった。はいはい」

嫁もそのこと以上に僕が欲している物はないと確信したらしく、
またそれ以上考えるのも面倒だったのであろうが、あっさりOK
してくれた。

「え、いいの?わーい。メリークリトリス!」

歓喜のままクリスマスイヴの夜。勿論猿のようにすぐまぐわう
訳にはいかない。まず僕がRとタクを風呂に入れ、その後嫁が
風呂に入る。嫁が風呂から出るまでの間に子供達を寝かせないと
いけないのである。

タクはまだ乳児なのでフニャフニャ言いながらすぐ寝てしまうが、
Rはそうもいかず、

「すなばいってぇ、しゅー(滑り台)やってぇ」

今日一日の出来事のダイジェストを延々と語るので

「そうだねー楽しかったねえーまた明日遊ぼうね」

にこやかに相槌を打ちながらも「早く寝ろ」と念力をかけていた。
ようやくRが布団の中で静かになり、

「ああ、ようやく寝たようだ。これで全ての準備が整った…」

と安堵したら…そこから記憶がなくなり気付けば午前4時。しまった。
寝落ちしてしまった。なんということだ。せっかくのチャンスを自ら
潰してしまうとは。しばらくするとタクの夜泣きが始まり、嫁が
むっくり起きた。

「あなた、寝てんじゃん!せっかくお風呂で体を綺麗にして
 出て来たのに、ガーガー寝てるし!」

「ごめん…Rが寝たところまでは覚えてるんだけど…今からでも
 遅くない!今からどうよ!」

「ダメ」

来年のクリスマスプレゼントは「まぐわい券(いつでも有効)」を
要求することにする。


エンピツ投票。
.
.

クリスマスコスプレをシルブプレ。

クリスマスイヴ。カップル達は発情した猿のようにウホウホ
まぐわっていることと思うが、ウチはほのぼのとしたもので
ある。

嫁は朝から腕によりを掛けで料理を作っていたが、もともと
嫁は何故かこういうイベント事になると異常なテンションを
発揮しつつ微妙に嫌な感じの演出をする。

よってほのぼのしながらもどこか狂気が漂う、やばげなクリス
マスサバトが繰り広げられることとなった。まず娘・R(2才)
がサンタのコスプレをさせられた。

コスプレ娘

Rは「かあいいでしょー!」と自分でも乗り気であったので、
これはまあよい。しかし、息子・タク(2ヶ月)は何も理解して
いないだろうに、嫁の魔の手が伸びトナカイにコスプレさせら
れてしまった。

コスプレ息子

主従関係で言えばサンタが主でありトナカイは従である。ちょっと
パソコンちっくに言うと、サンタがマスターでトナカイはスレイヴ
である。あらやだ、スレイヴって言ったら奴隷のことですわよ奥さん。
タクはなす術もないまま強制的にRの下僕となってしまった。憐れな
我が長男。

そして嫁自らもサンタのコスプレをして(見ると寿命が100日縮む
ため画像は載せない)

「ほら、写真撮って撮って!」

ここ1年で最大級のはしゃぎっぷりを見せていたため、せっかくの
料理が全部冷え冷えになってしまうという本末転倒振りを見せた。

そんな中で僕だけコスプレなしで素のままであった。理由は僕は
コスプレよりもアナルプレイの方が好きだからである。ところが
やはり家族で統一感を出したい嫁が

「来年はさあ、あなたもコスプレしてよ。全身トナカイのやつとか
 あるじゃない」

と話を持ち出して来た。

「えー僕もトナカイなのー?つまりタクと僕がトナカイで、君と
 Rがサンタなわけ?」

つまり、我が家では女性陣が「主」となり僕ら男どもが「従」と
なれ、と言っているように思えたのだ。僕は既に嫁にもRにも頭が
上がらないが、タクの我が家族での位置づけも定まってしまうよう
で…やはり憐れなり我が長男。

しかし今更気付いたところで、トナカイでありサンタのスレイヴで
ある僕らは嫁とRには逆らえない力関係は、もう崩せないように出来
上がっている気がしてならない。

サンタが大将。


エンピツ投票。
.
.

僕のツンデレラなシンデレラ。

朝、僕が仕事に出掛ける時の儀式。それは嫁とのちゅー。ではない。

確かに新婚時代はしていた記憶があるが、いつからやらなくなって
しまったんだろう。遅刻しそうなのに玄関で、朝の小鳥のさえずりの
ようにちゅっと口を合わせて、慌てて飛んでも8分歩いて接吻、と
駆け出して行ったもんだが…。

何がさえずりだ馬鹿野郎。今はせいぜいせんずりがいいところだ。
話を戻す。

朝、僕が仕事に出掛ける時の儀式。それは娘・R(2才)との握手と
バイバイ。一緒に握手をして

「あーくーしゅーでばいばいばい」

と手を振って僕は仕事に出掛けるのである。これをしないと僕は
仕事に行く足取りが5倍重くなるので重要な儀式なのである。
ところが今朝は何故かRの機嫌が悪くて

「じゃあパパ行って来るよ〜行っちゃうよ〜」

いくらRに誘い水をかけてもその手に乗ってくれぬ。それどころか

「めっっ!ばいばい!」

とっとと行け!と言わんばかりの冷酷な態度で追い出そうとする。

「何を怒ってるんだよ…もういいよ…」

Rをかまうのは諦め、息子・タクに向けてばいばーいと手を振って
みると、最近笑顔が増えてきたこの赤子は、満面の笑みを惜しげ
なく見せてくれる。おお我が天使よ。穢れなきその微笑よ。お前
ならイタリアにあるという幻の美男子学校に行ける。

「それじゃあね」

嫁に一声掛けて、靴を履いて、ドアを開けようとした瞬間

「ぱぱ!ぱぱ!」

Rが叫びながら走って来て僕の腕を掴み

「あーくーしゅーでばいばいばい!」

先程の意味不明の怒りの態度とは打って変わってニッコリ笑って
朝の儀式を済ませたではないか。

「どうしたんだ急に!」

と驚きを隠せない僕であったが

「ほら、Rはツンデレでから」

嫁が最近覚えたオタク系用語を口にした。ああそうであった。
Rはツンツンとデレデレの態度を非常に巧みに使い分け、僕の
心を捉えて離さない。

「か、勘違いしないでよね!Rがあくしゅしたいって言うから
 してあげるんだから!」

僕もRにツンデレ返しをして朝の儀式を済ませ、ようやく仕事に
行けるのであった。

嫁、君とは夜の儀式のオギノ式で…。
.
.
< 日記 14TOP