ふるえるぞ鳩!燃えつきるほど人!

【お知らせ】…ダジャレ募集中!

締め切りが迫りました(2/28)応募がぱったりなくなりました。
まだまだ受け付けますのでヨロシクお願いします。
詳細は→コチラ「だじゃれ泥棒」

        ※   ※   ※

新宿のオバQ百貨店(仮名)屋上広場へ行った。
デパ地下ならぬデパオク。

娘・R(1才)を遊ばせるためである。裕福な家の子であれば、
暖かくて広い家の中で思う存分走り回れるのだろうけど…。
すまんなあR…。

デパオクは寒風が吹き荒れ、申し訳程度の広場と子供用の滑り台が
ひとつポツンと置かれており、僕らと同様あまり裕福ではなさそうな
家族が何組かいるのみであった。

まるで演歌で言うところの北の果てのような殺風景さであることよ。
まさに貧乏人・人生負け組の吹き溜まり。

「ヒイ!」

嫁がペンチに座っているおやじを見て小さな悲鳴を上げた。
ザビエル禿の髪型にホームレス風の薄汚れた服を着たおやじ。
手にはとても長くて太い毛の束を持ち、しゅっしゅっと
すーっといじっている。何の毛なのだろうか…自家製ヅラ作成中?

デパオクには奇人も集まるようである。

奇人からはとっとと離れ、Rを滑り台に誘う。寒くても
さすが子供は風の子である。Rは嬉しそうに駆けずり回る。
ひとりでは登れない滑り台にも、僕に

「あてゅ?(エスコートしろ)」

と態度だけはファーストレディの振る舞い方で手を差し出し、
キャアキャア言いながら何往復もする。僕も寒いどころではない。
暑くて汗をかきそうであった。

「うきゃああああ」

更にはRは鳩を追いかける。鳩は変な虫とか菌を持っているから
手掴みしないでくれよ〜と、僕も付いて行ったのだが、

幸か不幸か、Rの足は鳩よりも遅かった…。

苦笑いして眺めていたのも束の間、Rの足はヨタヨタと
先ほどのザビエル奇人に近付いていくではないか。

ヒイイ!鳩より怖いザビエル!毛を刈られる!

僕は慌ててRを抱えて走って逃げたのであった。
ザビエル奇人はまだ毛束の毛づくろい?をしている。
つくづくなぞのお人…写真、撮っちゃえ。

photo

変なものとか変な人物に目がない僕は(PHOTO日記参照)、
ついこのザビエル奇人を撮って帰ったのであった。

なぜならここはデパート。
これぞデパカメである。
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