2007年03月12日
雨降って娘固まる
朝から寒々とした雨が降っていた。午後から晴れるという天気予報だったので
「晴れたら公園に行こうね」
と娘・R(3才)と息子・タク(1才)に言い聞かせていた。Rは早く外に出たいらしく1時間おきに窓を眺めては
「あめ、やんだよー」
彼女の希望的観測に基づく超適当なことを言うので
「いや、まだ降ってるよ」
「あめ、やんだよー」
「まだ降ってるよ」
何度もこのやりとりを繰り返していたら、ようやく昼頃に止み、日が差してきた。
「ぱぱぁ~、はれたよー」
「お昼ごはん食べてから行こうか」
「うん」
逸るRを抑えてごはんをモソモソ食べていたら、タクが突然
「うわああああああん!」
眠気に襲われて絶叫し、そのまま轟沈。仕方ないのでRだけを連れて外に出ることにした。
「Rちゃん、じてんしゃのるんだー♪」
などとウキウキしていたのに、ドアを開けて一歩外に出ると風がビュウウウウウとRの顔面を直撃し、
「…さむいからおうちかえる」
早い早いとは聞いていたが、女心の気の移ろいがこんなに早いとは!子供は風の子というのはありゃウソだ。それでも僕は一旦外に出たのにすぐ帰るのもなんだかもったいない気がして
「じゃあ、お父さん缶コーヒー買いに行くからせめてそこまで一緒に行こうよ」
「うん」
手を繋いで最寄の自販機まで歩いた。コーヒーを買ってから分かれ道に差し掛かり、
「こっちの道を行くとおうちです。あっちの道を行くと公園です。さあ、あなたはどっちを選ぶ?」
「おうち」
Rはどうしても家に帰りたいようで…。このところRは鼻水垂らしているので、強制することもないか…とものの5分で家に帰った。夕方になってお風呂で
「今日は楽しかったか?」
と聞いてみたところ
「きょうは、さむかったから、こうえんいけなかったから、ちゅまんなかったの」
行けなかったではなく行かなかっただろう!ハメハメハ大王の子供達だって「風が吹いたら遅刻して」なのである。遅刻とはいえちゃんと出掛けるのである。
その後Rは夕ごはんではポテトを口にくわえたまま眠ってしまっていた。僕は毎日がこのようなのどかな1日だったら、それだけでも楽しいんだけど。
風が吹けば娘がむずかる。
問題:公園がだめなら電車でどっか行くかと言ったところ嫁は何と言ったでしょう?
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