2007年11月13日
悪役商会はじめました
今日も今日とてプリキュアごっこ。
僕がその辺の少女を捕まえて
「おじさんとプリキュアごっこしようぜ。僕キュアドリームね」
と主体的にやっているわけではない。そんなことをしたら通報され、練馬区安全メールにて
「プリキュアごっこをしよう、と小学生女子に声をかける中年男性が現れました。
特徴は『テンチョー、イチマンエンハイリマース』と書かれたパーカーを
着ていました。保護者の方は充分気を付けて下さい」
とお触れが回り、お縄にされて練馬区轢き回しの上打ち首獄門となってしまう。
無論僕がやるのは娘・R(4才)と息子・タク(2才)に要請されてのことである。「ごっこ」をやるにあたっては、こちらもある程度のプリキュア知識を備えておかねばならない。プリキュアに詳しいオヤジって超危ない。まるでオタクではないか。
いや僕はオタクではない。子供達のためを思ってやっていること…としながらもわりと面白いのでじっくりと見てしまい、毎週日曜日のオンエアが楽しみになってしまった。もう後戻り出来ない、穢れてしまったわたくし。
そんなわけで今はプリキュアのどんな役でもこなせる自信がある。私、演れるわ。見ていて下さい。紫のバラのひと。
とはいえ僕は悪役固定。5人のプリキュア戦士のうち、Rはキュアレモネード、タクはキュアアクアというお気に入りのキャラになり一生懸命演じていた。。
■キュアレモネードのキャラ設定:
中学生アイドル。プリキュアの中で1番年下だが、芸能界に身を置いているのでわりとしっかり者。
■実際のR:
レモネードとは正反対で、人前で目立つことを好まない。しっかりしてない甘えん坊。
■キュアアクアのキャラ設定:
お金持ちの令嬢で美人の生徒会長。立てば芍薬、座れば牡丹。才色兼備で学園中の憧れの的。
■実際のタク:
ていうか男。
演じる役と実物には差はあれど、Rは
「れもねーどしゃいにーんぐ!」
と必殺技を繰り広げて迫真の演技。タクも負けじと必殺技を出そうとするが
「あくあ…あくあ…なんだっけ」
まだ覚えていない様子。
「アクアトルネードだよ」
そっと耳打ちしてやると
「あくあ…と…と…えっと、あくああたーっく」
自己流にはしょりやがった。
僕は悪役なので攻撃を受けて「やられたー」とか言って倒れてればいいやと思い、曙ばりに倒れてばかりいたらRがつかつかと寄って来て
「ときどきRちゃんを持ち上げたりして反撃して」
演技指導が入ってしまった。月影先生かお前は。仰せの通りRを抱えて布団の上にばっふーんと倒すと
「ううー。くそー。まけないわよー!」
再び立ち上がり戦いを挑んできた。なるほど、これがやりたかったのね。かれこれ30分も戦っただろうか、
「れもねーどしゃいにーんぐ、あくあもいっしょにたたかうのよ!」
まだまだRは元気で、アクアことタクと共同戦線を張っていたのだが、タクはゴロンと寝転んでフニャフニャし始めてしまった。
「あくあ!ねてちゃだめ!」
「たっくん、もうつかれちゃった」
「たっくーん!」
というわけでプリキュア内部分裂にて終了。そして悪役の僕だけが残された。正義は勝つ。しかし悪は滅びぬ。
「ねえパパ~。もっとやろうよ~」
それでも単独決戦を望むタイマン上等なR。
「分かった分かった。でもパパも疲れちゃったよ。まじで汗かいちゃった。また今度ね」
立てば悪役、体が持たん。
問題:嫁も密かにプリキュアを見ているが、こないだの日曜はどんな感想を言っていたでしょう?
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