2006年09月25日
「DROP ARMY」ライブ
関西を拠点にしている「DROP ARMY」というバンドの東京遠征LIVEを観て来た。
ヴォーカル兼ギターのわっこさんはこのサイトを見てくれている女の子なのだが、以前大阪でLIVEがある時に「無理は承知ですけど、LIVEがあるので来て下さい」とメールをもらったことがあり、
「どこでもドアがない限りそりゃ無理だー!」
東京でLIVEがあったら行きます、という返事を書いた覚えがあるので行くことにしたのである。
普段テクノやハウスしか聞かない僕は、クラブならしょっちゅう行ってたのだけれどもライブハウスは初めてである。到着が少し遅れて、受付の兄ちゃんに
「もう終盤っすよー」
と言われながら勝手が分からないまま入っていくと…おー。やってました。僕が聞けたのは終盤のミドルテンポのメロディアスな2曲。ロックを久しぶりに聞いた…。長髪振り乱したアリスクーパーのようなオヤジが、河岸声みたいな唸り声で「ズギョオオオ」と歌っているようなロックは苦手なのだけれども、わっこさんの歌声と人懐こいメロディのオケは暖かかった。
ひたすら踊るためにアゲアゲに煽るテクノが快楽中枢に直接電気をぶち込むような刺激だとすれば、DROPARMYの曲は母におんぶされるような安らぎといえよう。
LIVEが終わって、壁にもたれかかってタバコを吸っていると、目の前にめんこい女の子が僕の前に現れた。
「あの…すいません…」
モジモジしながら僕に話しかけてくる。なんだろう。逆ナンだろうか。ライブハウスってのは凄いなあとドキドキしていると
「トイレ…なんですけど」
「え」
僕がもたれかかっていたのはトイレの扉であった。ごめん、と言って場所を空けた。思う存分魂の叫びを生み出すがいいさ。
ライブハウスの外に出ると、ビルの階段のところにわっこさんがいた。なんの連絡もせずいきなり行ったので驚いていたが
「Rちゃん(僕の3才の娘)かわいいですよね~」
などと、僕がライブを褒め称えたかったのに、逆にいろいろと褒められてしまった。関西弁の女の子と話すのは何故か緊張するのだ。
「遠征の連続ライブで疲れてるでしょう」
と言ってみたのだが
「別に。全然」
さすがプロだなあ。
「奥さんにもよろしく、ってもっこり美女が言ってたって伝えて下さい!」
という自称もっこり美女は、本当にうっとり美女であった。偏った音楽の聴き方をしないで、もっと広いジャンルを聞いたほうが面白いね、と感じながら新宿で途中下車してカレーを食って帰った。
次の日嫁に
「今日カレーだから」
と言われた。偏った食事になってしまった。
エンピツ投票。