2006年09月04日
後のRAVE
WIRE(昨日の日記参照)で踊ってきた帰り、僕は残してきた家族用にお土産を買った。
自分だけ楽しんでおいた手前、とても手ぶらでは帰れぬ。買ったのはWIREのロゴが入ったタオル。これは嫁と息子・タク(11ヶ月)用。ふたり兼用でいいや…。それとやはりロゴ入りの白い小さなバッグ。これを娘・R(3才)用に買った。
Rはいつもバッグを肩に掛けて家の中を歩き回っているので
「かわいいねー」
とか言って喜んでくれるだろう。
などと夜通しの踊りに疲れ、魂の抜け殻のような重い肉体を引き摺って朝帰りすると嫁は既に起きていた。新聞を読む後姿が怖い。
「あのこれ…お土産でございます」
「はあ。ありがとう」
あああ朝帰りした後はいつも緊張する。やがてむっくり起きたRに
「はいRちゃん、これお土産」
と件の白いバッグを差し出したところ
「Rちゃん、青がいいの」
「え」
「Rちゃん、青のばっぐがすきなの!」
なんと色にケチをつけるではないか。
「えー。じゃあコレいらないの?」
「いらないー」
恐ろしいことだ。これまでは与えるもの何でも喜んで手に取ってくれたのに。いつのまにかデザインにうるさくなるまで成長していたとは。嫁だったら取り敢えずゴミと病気以外は受け取ってくれるのに、随分と強敵になってしまったものである。
それではこのバッグはどうしたらいいか…。
ショルダーベルトで自分の首を括るしかないようである。
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