娘がタバコを嫌い始めた。


家でタバコを吸う時は、窓を開けてそこから身を乗り出して吸っているのだが。今日もそうしようと窓辺でプカーとやっていたところ、

「ぱぱー」

娘・R(2才)がやって来た。

「R、隣の部屋に行ってなさい。パパタバコ吸っているから」

僕は出来るだけRを遠ざけようとしたのだが、

「だめ!ぱぱ、たばこすっちゃだめなの!!」

なんと僕にタバコを止めろと言うではないか。まさか2才の幼児が嫌煙権を発動するとは…。

「えー。一本吸わせてよー」

「だめ!たばこ、めーよ!!」

「はいはい、分かりました」

取り敢えずこの場はタバコの火を消して、少し間をおいてそーっとまた窓辺に行くと、再び

「ぱぱ、たばこ、だめ!」

どうしよう。どうやらRは本気のようだ。おまけに息子・タク(9ヶ月)もハイハイで付いて来て「あうあう」言っているし。何がきっかけでRはタバコ阻止を始めたのであろうか。隣の部屋のベランダで吸おうとしても、Rもガラス戸を開けて出てきてしまうし。

タバコを吸う度に付きまとわれるようになってしまった。Rが禁煙運動を表明したことに対し、僕は

「決して扉を開けてはいけません…」

「ぱぱ!めーよ!めーよ!」

付きまとい禁止運動を展開することにする。

これをノー・ストーキングといいます。


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