2006年07月29日
宣伝記事を書いて下さいという罠
最近このサイトにネット広告会社から「広告を出しませんか」という売り込みのメールがちらほら来ている。
仕組みはだいたい同じで、以下の通りである。
1.広告会社から売り込みたい商品が送られてくる。
2.僕が商品を使用し、その感想をサイトに書く(好きなように書いて良い)
3.サイト経由でその商品が口コミで広がる。
という目論見らしい。
1度ぐらいやっても面白いのかもしれないが、しかし…と少し考えてみた。よく雑誌の中で、ある商品を紹介する記事があり、やたらと誉める内容ばかり書かれているので違和感を感じると、ページの端っこに「by○○○(その商品の企業)」と書かれていて
「なんだ宣伝記事か。紛らわしい」
というような、記事だか広告だか分かりにくいものがあるが、それのWEBサイト版になるのだろう。それは印象が悪くてイヤだな…と思って内々で聞いてみたらやはり肯定的な意見はなかった。中には
「ウチはサイトごと売ってくれ、ってメールが来た」
という答えもあった。
確かにこのサイトの中で
「はい、ではご紹介する商品は…」
僕が二光お茶の間ショッピングやジャパネットたかたみたいな真似をするのはとても抵抗がある。
↑これはジャパネットはだか。
数年前は個人サイトに広告を貼ると「この乞食が!」と軽蔑されたものだが、今は猫も杓子もアフィリエイトという感じで以前よりは風当たりが弱くなっているようである。同じく軽蔑されるものとして、僕のサイトにもあるがランキング投票ボタンがある。
僕はどうしてもサイト運営側よりの意見になるが、広告もボタンもコンテンツを閲覧する際、障害にならなければいいのではないかと思う。僕のサイトのメインコンテンツは日記になろうと思うが、ボタンを押さなくても日記は完結している。広告は置いてない。
それでも嫌いだという人もいるだろう。無駄なトラフィックは1バイトたりとも受信したくない、みたいな人。そういった場合は自分が邪魔だと思われる広告やボタンを消す設定をしてみたらどうか。細かく説明はしないが、広告カットの設定が出来るアプリケーションがある。テレビのCMと違い、ネットにおいては受信する側で制御出来るのだから、広告を蛇蠍の如く嫌っている人は勉強してみるのもいいかもしれない。広告嫌いの人なら、自分の設定で消せた時の達成感も味わえるだろう。
僕は以前Proxomirtonというフィルタリングソフトを使って試してみたら、ほぼ全ての広告をカットすることに成功した。広告やボタンはある程度決まったタグとURLで書かれているので、
「こういうタグと、こういうURLが出て来たらカットする」
という設定をすれば消すことが出来る。
しかし冒頭のような宣伝記事は消せない。タグやURLを狙い撃ちすることは出来てもまるまる1つの記事を消すことは出来ないのだ。僕はそういった判断基準で広告記事は書かないことに決めた。日記の中に提灯記事が紛れ込んでしまっては、見る人にとっても信用ならないと思う。
ところが↓の調査によると、「商品やお金がもらえるなら、自分のブログに掲載を依頼された記事を載せてもいいか」、という調査に「いい」と答えた人が94.2%もいるそうである。
宣伝記事を書いたところで、報酬などだかが知れてるだろう。雀の涙の報酬で媚びた記事を書いても、失うものの方が多いような気がする。だから僕は退かぬ媚びぬ省みぬ。
「今日は『ヨメトヤレール』という商品を使います。これを嫁の○○に××すると、月イチしかまぐわらせてくれない嫁がなんと毎晩求めてきて、今じゃウハウハしっぽりぐっぽり小生の愚息も寝てる暇なし」
などというあやしい宣伝日記を書いていたら、その雀の涙程度の報酬に魂を売られているはずなので、その時はメールで注意して目を覚ましてやって下さい。
宣伝に、雀が三羽止まってた♪(古いなあ)
エンピツ投票。