2006年04月20日
息子のデルモデビュー。
「水曜日、タク(6ヶ月の息子)の撮影に行ってくるからね」
えー。いつから我が息子は男優になったのか。と思ったら嫁が育児系雑誌の読者モデルに応募していたのだった。嫁は娘・R(2才)の時もたくさん応募していたが、まだやっていたのか。
ちょっと前にRのDVD撮影に行った時は、Rが他のクソガキに泣かされるわ結局映ってないわで散々な目にあったのに、まだ懲りてなかったのか。
「たまひよ(メジャーな育児雑誌)だと競争率が高いから今回は違う雑誌なの」
知らんわそんなこと。僕はその日は仕事であるし、嫁はひとりでタクをおぶってRの手を引いて、電車に揺られて1時間のスタジオまで行く。ギャラがあるわけでもなく、何が嫁をそこまでさせるのか。
しかし我が身を振り返るに、僕もブログにRやタクの写真を載せている手前、気持ちは分かる。記念にしたいのだ。
「最後のほうでぐずっちゃったけど、頑張ったよ」
仕事中、嫁からぐっすり眠るタクの写真がメールで送られてきた。
「Rは人見知りして泣いちゃったのよー」
とも。なんだかんだ言って嫁は楽しそうだった。いい記念になることだろう。僕も何か記念になるものを残したいと思った。ときめいてメモリアルな何かを。そして嫁に返信した。
「僕らも撮影しよう。ハメ撮り」
返事はなかった。ふふふ、照れているのだね。可愛い奴。家に帰ったら誘ってやろう。
家に着き、まずは軽いネタフリから。
「タクは大丈夫だったかい?」
「うん。オムツ姿で撮る写真があったんだけど、熊のプーさんの絵があるじゃない。それはダメですとか言われちゃってさ。で、オムツを替えようとしたんだけど、それはミッキーマウスの絵があってさ、そっちの方がもっと版権うるさいんでダメですとか言われてねえ…」
「ははは…ところで、メールの件だけど…」
「しねーよ!」
完。
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