2006年03月30日
QI(求愛)
「嫁、やらせてよー」
「ダメ!こないだやったでしょ!」
毎度懲りもせず嫁に求愛したところ、あっさり断られた。まるでスーパーでお菓子を買って欲しくてだだをこねてる子供と母親のようなやり取りである。
「ママ、買ってよー」
「ダメ!こないだ買ったでしょ!」
みたいな感じの。僕は30年以上同じパターンで生きて来たのか。折りしも季節は春真っ盛り。
選抜高校野球の真っ只中、球児達は白球を飛ばしまくっている。僕だって白液を飛ばしたいオウオウオウと、戦慄妄想号泣の真っ只中に身悶えるのであった。それでもダメモトで
「こないだやったからって別にやりおしみすることもないでしょ」
産めよ増やせよ野に満ちよ。やれよ喘げよ野村沙知代、とまぐわい奨励を説いたのだが、
「疲れるし眠いし、月イチぐらいでいいの!」
とにべなく拒否された。あまりにもつれない返事なので
「そんなあ。月イチなんて水道の検針じゃあるまいし」
自分のアレが水道の蛇口みたいに思えてくるような泣き言を言ったら
「ホホホ。水道の検針は2ヶ月に1回でしょ。私はむしろそっちの方がいいけど!」
「しまったああ!」
自らの首を締めてしまい万事休した。東京都水道局に掛け合って、検針を毎日してもらうようお願いする他ないようである。
こんな話がある。
時は戦国時代。大名達にはどこで暗殺されるか分からない、いつ寝首を掻かれるか分からないという危険が常に伴っていた。それに対する防御策は様々であったが、布団の中に針が入っていないかまで毎晩何度も執拗に自ら調べまくった過敏な大名もいた。
その大名の名は…
やり杉検針(1530~1578)
すみません。全部ウソです。
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