亭主憎けりゃ靴下まで憎し。


ホゲホゲと朝起き、娘・R(2才)におはようのチューをしようとしたら逃げられてしまい、追い掛けて行こうと思ったら、何やら黒い物体を持って戻って来た。

「ぱぱ、くちゅーた」

あ、しまった。昨日脱いだまま洗濯機に入れるのを忘れてしまっていた靴下だった。するとそれを見た嫁が烈火の如く怒った。

「あなた!脱ぎっぱなしにしちゃだめって言ったでしょう!」

「はいはい、すみませんねえ。ちゃんと片付けますよ」

「まったく、そんな汚いもの早くゴミ箱に捨てちゃってよ!」

「ちょと待て。ゴミ箱って」

「アラ、洗濯機だったわね。つい本音が出ちゃった。おほほほ…」

「そうか、君は僕をそういう目で見ていたんだね…」

なんということだ。人が着たものを核廃棄物のような扱いしやがって。息子・タク(5ヵ月)がうんち漏らしちゃった服だって、漂白剤に付けて丁寧に洗っていると
いうのに、僕の靴下はそれ以下の汚物ってことかい。

軽く嫁に殺意を抱いたのは言うまでもない。それに、そういうことをRの前で言うと、将来

「パパのと一緒に洗濯しないで!」

と言われるようになってしまうではないか。そして休日昼寝でも指定様ものなら

「稼ぎも悪いし家族サービスもしないし、そんな汚いもの早くゴミに出しましょうね」

なんて嫁と娘が結託し、とっとと三下り半を叩きつけられ、

「最近ご主人見ませんねえ」

「ええ、粗大ゴミに出しました」

なんて近所の奥様方とオホホホと話すんだわ。きっとそうだわ。女の変わり身は早い。このままでは絶対やられる。

そうならないようにするにはどうしたら良いか…。

とりあえず、脱いだものはきちんと洗濯機に入れるしかあるまい。

これを洗濯の余地無し、と言います。

エンピツ投票。
■はてなアンテナに追加アンテナに追加

トラックバック

トラックバックURL(管理者の承認後反映されます。言及リンクなきものは反映されません):
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kajilin/tt-tb.cgi/2-42

« 案ずるより産むがや寿司 | TOP | あいいいん。 »