2006年03月09日
発熱は熱烈不歓迎
娘・R(2才)が再び発熱してしまった。
会社で残業していたら、嫁からのメールに気付き、
「また38.5度もある」
と書かれていたので慌てて帰った。今月1日に40度近い熱を出し、医者に連れて行ったら「喉が腫れている」とのことで薬を飲ませ大人しくさせていた。週末再び医者に診せたら「もう大丈夫」とお墨付きをもらったので動物園に行ったのに、えらいこっちゃ。
家に着くとRはわりと元気で、
「あーぺーまーしゅーぷーれー」
謎のオリジナルソングを歌って踊っていた。あまり元気過ぎるので、本当に元気なのかそれとも熱でイカレポンチになってしまったのか、逆に心配になった。
「嫁、ゴハンはちゃんと食べたのかい?」
「うん、もりもり食べてたよ。さすがにぐったりしてたけど、アナタが帰ってきてからは、もうこの通り」
嫁と話して、咳もしてないし風邪というよりも疲れなのではないか、という結論に至ったのであった。日曜日の上野動物園では思いっきりはしゃいでいたし、夜もテンションが下がらず、ちっとも寝ないので睡眠不足であったし。
Rはなおもマジックポイントを吸われそうな不思議な踊りを踊り続け、
「はい、ぱぱ」
いきなり僕にも踊れ、と言うので
「いっちょめいっちょめ、わーお!」
「ぎゃはははは!」
「いっちょめいっちょめ、わーお!」
「ぎゃはははは!」
仕方なくRのウケが良い東村山音頭を披露したところ、嫁と息子・タク(4ヶ月)がじーっとこちらを凝視していたので我に返った。特にタクの穢れなき瞳に見つめられると、恥ずかしくて穴があったら入りたくなった。入れたくなるのはいつものことだ。
「あなた…タクが見てるよ。なんてアホな親だ、って見てるよ…」
「うううう、うるさい!」
可愛い娘のためなら、父はヒーローにでも道化にでもなるのだ。そう。Rは熱があるのだから…
「ていうかR、早く寝なさい」
Rを無理矢理布団に入れ、寝かしつけた。ぐずるRを抱き締めて、
「Rちゃん、さすがに体が熱いわ。溶けましょう、ふたりで」
などとブツブツ言いながら寝ていたら、翌朝僕の喉が滅茶苦茶痛くなっていた。Rの発熱は冒頭に書いたように喉の熱から来たもの。伝染されたに違いない。
踊って寝てたら喉が腫れてしまった。
踊る大扁桃腺である。
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