2006年03月02日
月に叢雲娘に風邪。娘の熱が40度。
娘・R(2才)が熱を出してしまった。
明け方に「うぎゃー」と泣いて騒ぎ出したので、抱いてみたら火のように熱い。これって恋の炎かしら…とパニックになっていたが、嫁がてきぱきと体温を測ったところ39.5度。
「とりあえず冷えピタを貼って、朝イチで病院に連れて行くか…」
今流行のインフルエンザだったら大変なことである。少し落ち着こうと隣の部屋に行き、夜空を眺めてみた。曇っていてよく見えなかったが…。明け方の星空は既に春の星座でああろう。春の大三角を形成するうしかい座、しし座、はくちょう座…そしてインフルエン座…ギャアアア!
ちっとも冷静になれないまま朝を迎え、どうしても外せない仕事があったので、病院に行くのは嫁に任せ、後ろ髪引かれる思いで出勤。
嫁から逐次送られてくるメールで、インフルエンザではないことが分かり安堵したが、昼間一旦38.5度に下がったのもの、夕方再び39.6度に。居ても立ってもいられず定時で帰った。
Rはぐったりしているものの、それほど苦しんでいる様子ではなく、椅子に座ってテレビを見ていた。
「いつものように歌ったり踊ったり暴れたりはしないけど、食欲もあるのよ」
嫁の言うとおり夕飯も食欲旺盛であったが、やはりダルいようで、
「ぱぱだっこして~」
と甘えてくるので甘やかし放題。
「はいはい、だっこ。ほれ、あーん」
Rを抱いてゴハンを口に運んでやり。更にお土産に買ってきたプリンも食べさせてやり甘やかせ甘いもの尽くし。その甘やかせの効果があったのか
「あははは、どーん!」
父の愛情を文字通り足蹴にするようなケリを僕に連打するようになった。ひどい。しかしその後、
「ぱぱ、あーん」
プリンを僕にお裾分けしてくれるではないか。パパ、分かりやすい飴と鞭に感動。
しかしまだ熱は下がらない。Rが使ったスプーンでプリンを食べる。これは僕にも風邪が伝染る可能性がまことに高い。僕は覚悟したのである。風邪を引くならば一蓮托生。風邪を引く時は一緒よ。行く時は一緒よ。
プリンは嫁も食べていた。これで全員風邪感染の危機が高まった。しかし嫁は
「まあ家族なんてそんなもんでしょ」
とのこと。家族とは風邪任せのようである。
追記:今朝Rはようやく熱が下がった。
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