ペンギン家からおはこんばんちは
娘・R(3才)がいきなり
「Rちゃんは、ミミカです!かれーぱんつくりまーす」
と宣言したので、またゴッコ遊びが始まったな、と思った。
ちなみにミミカとはNHK教育テレビでやっている料理アニメの主人公である。ところがRは自分だけでなく嫁に向かって
「ママもミミカです!」
と指差して宣言するし、栃木から来ている母に向かっても
「ばあちゃんもミミカです!」
しまいには僕に向かっても
「パパもミミカです!」
とうとう三十路オヤジの僕も小学生美少女にされてしまった。なんだかちょっと嬉しい感じ。何故Rが僕ら全員をミミカにしたいのか。また、ミミカにさせて何をしたいのか。そんな理由を考えても意味がない。3才児の頭の中はワンダーワールドであり、Rが全員ミミカになれと言ったら皆そうせざるを得ないのだ。我が家ではRは神である。僕らオトナは
「ハイ、ミミカです~」
とリアクションするのがベストの対応と言えよう。
いや、全員ではなかった。息子・タク(1才)がまだ残っていた。Rの家族ミミカ計画は当然タクにも襲い掛かったのだが
「たっくんも…」
と言ったところで止まったしまった。Rは躊躇していたのである。何故ならば、その日のタクは
こんな格好をしていたため
「たっくんは、ピングか…」
ペンギンの群れに紛れ込ませても全然違和感なさそうな姿に、さすがのRも認めざるを得なかったようだ。こうしてRのミミカ計画は唐突に終了した。それどころかRも
「Rちゃんもピングになりたいのー」
と駄々をこね始めたのでなんじゃそりゃー。ミミカはどうしたのだミミカは。
「今はタクが着てるの!脱がせたらタクが寒くなっちゃうでしょ!」
「いやー。Rちゃんもピング着たいのー」
「じゃあタクがお風呂入る時にね、脱ぐからね、その時に着せてあげるから」
「うん」
Rは満足したようである。
自分を含めた家族全員をミミカにしたり、したと思ったらピングになりたがったり、元々少し不思議ちゃんなところがあるRだが、最近それに磨きがかかって来たような。いや、将来どんな変な娘になろうとも僕は愛している。Rの全て受け入れていきたいと思う。
すなわち肯定ペンギンである。
問題:被り物姿のRを見て、つい思い出してしまった池袋ラブホテル街の光景は何でしょう?
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