20,November

嫁と娘・R(3才)が買い物に出掛けたと思ったら、ケーキを買って来てくれて誕生日の前祝いをしてくれた。本当は今日なのだけれども。

「ぱぱ、はっぴーばーすでーなの!」

「はい、ありがとう」

Rは、はっぴーばーすでーにはケーキが食べられると思っているので嬉しくて仕方がない。

「Rちゃんねえ、けーき買ったのよ」

「そうなんだ。ありがとう」

「はーとのけーきがいいのって言ったの」

ハートのケーキというのは、「誕生日おめでとう」と書かれたチョコレートのプレートがハートの形をしていることを指しているのである。Rはきっとこのチョコプレートが食べたいに違いないと思ったら、やっぱり速攻でプレートをむんずと掴んでポリポリ食べてしまった。

僕の年齢を表した、2ケタの数字のローソクが立てられており、その数字の大きさが自分のオヤジ度を示しているようで嬉しいような恐ろしいような。どうせなら「20」とかにして欲しい。

「んふーっ!んふーっ!」

息子・タク(1才)もケーキに頭を突っ込むぐらいの勢いで突進して、食べたい食べたいと唸っていたが

「お前はまだスポンジだけだぞ」

生クリームを取り除いて食べさせた。最近タクの食欲が凄い。前世はポリバケツじゃないかってぐらいによく食べる。

「はいはい。ケーキ食べたからもう寝るぞー」

さすがに食べまくってもっさりしてきた子供達の歯を磨いて寝床に着こうとしたら

「ぱぱおめでとうー」

と、Rがプレゼントを持って走ってきた。いつの間に嫁に持たされたに違いない。

「ああ、ありがとうね」

まさかプレゼントまで貰えるとは思ってなかったので嬉しかった。腕時計であった。

嫁がケーキの数字ローソクを片付けながら

「ローソク、来年も取っておこうかしら」

とケチ臭いことを言った。来年はその年になる嫁。お互い年取ったものよのう。

嫁という女体のケーキにぶっといローソクを1本ぶちこんでおきたかったのだが、子供と一緒に寝てしまったことだけが不覚であった。

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