アジサイ
6/4/2019/TUE
天安門事件

1989年の冬に上海、南京、香港、北京を回った。

上海は夜の8時には真っ暗だった。街にはオンボロのトロリーバスが走り、郊外はまったく未開発で途上国の印象が強かった。

感性の乏しい私には政治的な気運は感じられなかった。

同じ年の夏、ウイーンへ行ったとき、「ブダペストで西へ向かう列車に人が殺到してる」と聞いてようやく大きな変化が起きていることを感じた。

ベルリンの壁が崩壊したのはそれから3ヶ月後のこと。

さくいん：中国

6/5/2019/WED
残業の日

月に一回、レポート作成をする第三営業日。1時間だけの残業なのに、数字の帳尻を合わせなければならないのですっかり疲れた。

ブルーカラーな気持ちで浜田省吾を聴きながら帰る。高校時代のイライラした気分を思い出した。

何だったのだろう、あの重苦しい気分は。訳もなく何に対しても苛立ちを感じていた。

週末、旧友に会う。転職の相談をするつもりだったけどその必要はなさそう。

いまはこれが精一杯。ここに留まることが賢明な選択。毎月、月報を作る日に同じことを考える。

さくいん：浜田省吾

6/7/2019/FRI
Friday Night

17時ぴったりに退社。19時に旧友に会うまで静かな本屋で過ごす。

有楽町で下車。百貨店でウィンドーショッピング。長靴下を見ていると、店員がPBモノを勧めてきたので試し買い。いいホーズがなかなか見つからない。これが決定打になるか。

日比谷の鶏唐揚げの居酒屋で待ち合わせ。呑んで食べてからコリドー街へ。

馴染みのライブハウスへ。

「Good Luck & Goodbye」「埠頭を渡る風」ホントによかった。「Good Luck & Goodbye」を聴いたのは初めて。前に聴いた「Destiny」もよかった。

近々「岡部智美、竹内まりやを歌い尽くす」を催すらしい。

ならば、「岡部智美、ユーミンを歌いたおす」もやってほしい。

リーダー、お願い！

階段を昇り店を出る。「また会う約束などすることもなく、それじゃまたな」と別れる。彼とはそういう間柄。このフレーズは「たゞお前がいい」（小椋佳）。

帰りの電車では泥酔客多し。あちこちで粗相をしては周りに迷惑をかけていた昔の自分を思い出す。いまは心地よい酔い。少しは成長したか。免許皆伝にはまだ遠い。

深夜バスが来るまで時間があるので駅から歩いた。いつも降りるバス停でバスがようやく追いついた。自宅まで20分、3,000歩。

以前は夜遊びしたあとでさらに夜更かししていた。最近は帰宅したら余計なことはせずにすぐに寝る。そうすると土曜日に早起きできて週末が長く使える。

これを書いているのも土曜日の朝7時。

さくいん：松任谷由実、ケネディハウス銀座

6/10/2019/MON
雨の歌

昨日から帰り道、「雨」で検索してシャッフルして聴いた。

なぜか女性の声ばかり聴こえてきた。

  1. 雨の音が聞こえる、太田裕美
  2. 霧雨で見えない、麗美
  3. 雨のステイション、荒井由実
  4. 雨が降る、坂本真綾
  5. 雨…、中島みゆき
  6. 雨模様、愛奴
  7. 雨に微笑を、村治佳織
  8. 雨上がりの王国、ゴンチチ
  9. セシールの雨傘、飯島真理
  10. 8月の雨、児島未散
  11. 雨が、トワ・エ・モア
  12. いつか冷たい雨が、イルカ
6/11/2019/TUE
病人の祝日

今日は久しぶりに出勤する気が起きず休みにしてしまった。

会社に連絡してから寝ていて今起きた。

6月の祝日、ということにする。

まだ、こういう日が時々ある。これでは寛解に近づいているとは言えない。

こんな日に気兼ねなく休める今の境遇はありがたい。

やはり、今のままがいいだろう。

6/13/2019/THU
すこしさみしい帰り道

すこしさみしい帰り道

いままでもらった「いいね!」を読み返す。

そういうコーピングがあってもいいだろう。

6/15/2019/SAT
30年ぶりの再会
ケネディハウスのステージ

2週続けてケネディハウスへ。

ひょんなことから30年以上前、よく会っていた友人がケネディハウスの常連と知り、4人で集まった。

30年前といえば高校三年生の頃。「顔でわかるか心配だったけどすぐにわかった」と言われた。こちらも同じ気持ち。

話しているうちに30年前の風景が思い出されてきた。声のせい。話し方も変わらない。

声というものは見た目ほど変わらないものなのかもしれない。そうだ、そうだった。この声を教室の隣の席で聞いていた。

岡部ともみが歌う「卒業写真」と「Yesterday Once More」に酔いしれながら、宮益坂にあったあの小さな英語学校に通っていた頃を懐かしく思い出した。

そういえば、あの頃、寸暇を惜しんで読み返し全文暗記したのはケネディ大統領の就任演説だった。

さくいん：松任谷由実、The Carpenters、ケネディハウス銀座、英語