踊り踊るなら、ちょいと妄想音頭、よいよい。

嫁の強い希望で近所の盆踊り大会に出掛けた。

彼女はこういう地味なイベントが好きである。
しかし近所の地区のイベントとはいえ、公園の中には
熱気むんむんであり、浴衣や甚平姿の女子中学生が
わんさかおり、ロリっ子にはオススメの穴場であった。

去年、隣に住んでいたジェームス君(エゲレス人)一家と
出かけた時に、彼が見つけた

「盆マスター」

なる人物は今年も健在であった。一心不乱にものすごい
カクカクとした動きで汗だくになって踊るおじさん。

「あ、今年も浴衣が汗でビッショリだよ」

僕と嫁は盆マスターの姿を確認して夏の到来を確認する
のであった。

嫁は盆踊りそのものより屋台のジャンクフードが大好きで、
焼きそばを買い、バナナチョコを買い、挙句の果てには
フランクフルトまで買うので

「そんなに欲しけりゃ僕の極太フランクを食わせてやるよ」

と何のひねりもないジョークをゴートークしたところ

「絶対言うと思ったよ」

吐き捨てるように嫁に言い返された。しかし嫁が楽しみに
していたフランクフルトであったが

「あ!あ!」

目敏く見つけた娘・R(もうすぐ2才)がよこせとばかりに
手を差し出したので与えてみると、ほとんど一本食い尽く
してしまった。

「あー…私のフランクフルトが…」

Rのその貪る姿を見て、こういう食べ物にがっつくところは
血は争えぬものよと思ったのであった。

それにしてもRはもうあんな太いものでも咥えられるように
なったのか…ということは僕の…

はっ。神よ。今とてつもなく邪悪な妄想を抱いてしまった
ことを許したまえ。ちょっと盆踊りの輪の中に入って頭を
覚まして来ますゆえ。

盆踊りが煩悩踊りになってしまった。
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帝都東京に震度5+

「美容院に行って、それから買い物に出掛けるから」

たまには娘・R(もうすぐ2才)から嫁を解放すべく、僕が
午後Rを預かり飯を食わせたり公園で遊ばせたりしていた。

その後Rと一緒に昼寝をしていたら、ドドドドというやまだ
かつて経験したことがなかった程の強い地鳴りで目が覚め

「あ、でかい地震が来る!遂に大震災が来た!よりによって
 嫁と離れ離れの時に。どうせ死ぬるのなら皆一緒が良かった。
 ていうかどこうろついてるんだあいつは」

隣で寝ていたRを抱きしめた瞬間、揺れが襲って来た。

「うわああん!うわああん!」

さすがの眠り姫・Rも目が覚めて恐怖のあまり泣き喚くが
僕はRを抱きしめたまま

「動くなよー。最悪お父ちゃんと一緒に死のう。水の下にも
 都はございますよ…」

と戯れていた。地鳴りのわりには思ったより大した揺れでは
なかったのである。余震が1、2度あったがひとまずテレビをON。

「東京:震度4」

この程度なら出かけている嫁も心配することがなかろう。Rも漸く
落ち着いてテレビを眺めていたので、僕は昼寝の二度寝に突入。
そして嫁が帰って来た物音で目が覚めた。

「地震の時、新宿のハーゲンダッツでアイス食べてて」

なんと、嫁は新宿までほっつき歩いていたという。しかも僕の目を
盗んでアイスなどを…。あれほど妊婦中はデブ禁止と助産婦に止め
られていたのに。ま、好きな物を食いながらだったら迷わず成仏も
出来たに違いない。

しかし夜、改めてニュースを見てみると、震度4だったはずなのに
5強になっている。そして交通機関も大混乱で、嫁が帰って来た線は
たまたま回復が早かっただけのことだった。あな恐ろしや。

暑い中何時間も待たされた挙句、ぎゅうぎゅう詰めの電車に乗って
帰らなければならないなんて妊婦にはきつ過ぎる。考えただけで
ゾッとした。

震災は忘れた頃にやってくる。防災用具も万全に!

「とりあえず無事でよかったね」

「あなた、最近ご飯食べ終わった後、お皿洗ってないでしょ。
 ちゃんと洗いなさい!」

「ぎゃあああ。ごめんなさい。

恐妻は忘れた頃にやってくる。避妊用具は万全である。 日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要です。↑


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関西でいうところのマクド。関東でいうところのマック。

7月22日よりマクトナルドで「ハッピーセット」という
セットを頼むと「おじゃる丸」のオモチャが貰えるのである。

僕はオモチャが欲しかった。おじゃる丸が超大好きの元ミスター
巨乳好きなのである。しかしこのハッピーセットは思いっきり
子供向けのメニュー。これを注文する事は言わばレストランで
いい大人がお子様ランチを注文することに等しい。特に僕のような
英国紳士然とした男がこれを注文すると

「え、やだー何このしと、こんなオモチャで遊ぶなんてキモイ。
 きっと凄いマニアックな遊び方するんだわ。アナルに入れたりとか。
 こんな人からお金を受け取りたくないわ。だからマックのバイト
 なんてイヤなのよ。時給安いし店長はセクハラだしチョベリバ!」

と、バイト女の子のマツザワさん(練馬髑髏高校3年:18才)を絶望の
淵に追いやってしまう恐れがあるから注意が必要である。

余談になるが僕の弟は幼少のみぎり、お子様ランチと言えずに
「オコサラマンチ」と言っていた。IOC会長食うなよ、みたいな。

photo
サラマンチ元IOC会長。

話を戻す。しかし僕は知っている。売り子にも周りの客にも変態扱い
されずに買う方法。それは

「テイクアウトで」

このひと言を告げることである。この魔法の呪文により、三十路の
おじゃる丸オタクという痛いキャラではなく、

「いやー子供が欲しがってまして。僕がじゃありませんよ。家で待って
 るんですよ」

という子煩悩オヤジを演じることが出来、また自らを

「僕が欲しいんじゃないんだ。娘・R(1才半)へのお土産なのだ」

と自己欺瞞することで三十路オヤジオタクという痛いキャラであることを
直視しないですむ。

さて、家に帰っておじゃる丸とRに見せてやると、案の定飛びついて来た。
ネジを回すと動く仕組みになっているのだが、Rはうまく回せず

「あーちょっとお父さんに貸してみなさい。ここはこう…」

とRから奪ったところ

「ギャアアアア!フギャー!」

返せとばかりに大泣きされてしまい、嫁からは

「なにやってんのよ!Rは自分でいじりたいのよ!」

大いに怒られてしまい、ハッピーセットのはずなのに不幸のどん底に
陥ってしまった。全てマックのせいだ。

マクドナルドのおかげで
嫁怒鳴るど。 日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要です。↑


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お返事返事。

会社から帰って来て、嫁と娘・R(もうすぐ2才)が眠る
真っ暗な部屋を覗き込んだ。

黒い影があった。

起き上がり小法師のような、ちんまりとした影。すわ、
もしや帝都の夜を徘徊する魑魅魍魎の類か?そろそろ
稲川淳二が湧いてくる季節であることよなあと思ったが、
やがて目が暗闇に慣れ、それはRが暗闇の中でちょこんと
座っている姿であることが分かった。

「あ、起こしちゃったか。ごめんね」

Rは心ここに在らずといった感じでポケーとしている。
その表情は男女のまぐわいが終わり、放心状態になった
嫁の顔を思い出させ、非常に複雑な気持ちになった。
当の嫁も目を覚ましていたので、ひとまず

「トロチャーン、オトウチャンだよ」

お腹の中の子、トロ(仮名)に声を掛けて腹を撫で回し
たところ、

「め!め!めーーーっ!」

Rはしかめっ面で怒り出し、僕の手を払うではないか。
嫁に触れてはいけないのだろうか。さては昨晩、
僕が獣のように嫁を犯す姿を見てしまったのか。

見よ、Rはまるで嫁の体を身をもって守るかのように
うつ伏せに覆い被さったではないか。

ポンポンとRの頭を撫でても「めっ!」とうつ伏せの
まま手を振って僕を退ける。なんとかご機嫌を取ろうと

「Rちゃーん、お顔見せてー」

と猫撫で声で呼びかけると、突如Rはガバっと起き上がり

「はーい!」

精液を飲み込んだような顔から一転(なんという例えだ)
パアアと満面の笑みを浮かべ、両手を挙げて返事をした。

「そうか。Rも名前を呼んで欲しかったんだね」

僕がRより先にトロに呼びかけたため嫉妬したようだ。
Rも返事がしたかったのである。

それからのRは「見れ見れ」と言わんばかりにクルクルと
踊ったりその辺を走り回ったり。

うむうむ。父はちゃんとRのこと見てるよ。さっきも決して
ないがしろにしたわけじゃなく…

って、早く寝ろー! 日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要です。↑


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嫁を揉みまくる。

女体を貪りたくなったので、嫁の体をまさぐることとした。

先日助産院で伝授された、妊婦の為のマッサージの技を
繰り広げ、嫁をヒイヒイ言わせてみしょうと思ったのである。

「え、マッサージしてくれるの?」

「その後エッチなマッサージも当然待っている」

「えー」

と言いつつも腹と半ケツを出す嫁。我が術中に落ちたり。
ココナッツオイルで小瓶を満たし、香料を数滴たらす。
ココナッツボーイズ(CCB)と間違えると、ロマンチックが
止まらなくなってしまうので注意が必要である。

それを掌にたっぷり塗って嫁の腹をマッサージ。お腹の子を
優しく包むように撫で回す。腹の下もやってやると妊娠線が
出来るのを防ぐことが出来るという。

次に嫁を横に寝かせておけつをこねくり回し、お尻上部の
骨からまっすぐ背骨に沿って押していく。その繰り返し。

「あー気持ちいい」

幸いなことに僕の揉む力は強過ぎず弱すぎず、丁度よい
按配なのだそうだ。子供の頃母親の肩を散々揉まされて
いたので自然と力加減を覚えているのかもしれない。

「ついでに肩もガチガチだから揉んでやろう」

嫁がもういいよ、というまで揉み続け、さて次は僕が
気持ちよくなる番である、と嫁の半ケツを全ケツに
したところ、珍しく抵抗を見せず

「あれ、いいんですか。では失礼して」

スムースに後半戦に突入した。

なるほど、猪突猛進の単調な口説きだけでは女体は
体を開いてくれないのだ。マッサージするまでは

「ド下手!やらせてやんない!」

という失態を犯すかも知れぬと不安であったが、
こうしてこねくり回しこねくり回してねっとり
攻めるのも悪くないと思ったのであった。

このマッサージは、妊婦の体をほぐして暖かくし、
リラックスさせる効果があるという。これで嫁も
心を安らかに出産に望んで欲しい。

嫁は案ずるより生むが易し。
僕は案ずるより揉むが易し。 日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要です。↑


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