女性自身に「むすこみっく」連載開始

このサイトからリンクしている高沢浩里さんの育児マンガサイト「むすこみっく」が女性自身にて連載が始まった。素晴らしい。

身近な人(と言ってもネットの繋がりだけだが)がこうしてメジャーな世界に羽ばたいて行くことには、僕はわりとミーハーなので感動してしまう。

ただ女性自身は月曜発売なのに何故今頃書いているかというと、恥ずかしくて買えなかったからである。三十路男にとって女性誌は鬼門に等しい。これほど接点がない物はない。それに「女性自身」という名前。直球だし。その意味は口に出すのも憚れるので、英語で言うとMANKOだし。英語になってないし。

ともかくエロス本を買うときより恥ずかしかった。と言うよりもエロス本を買うことは全く恥ずかしくない。男がエロス本を買うのは当たり前である。吉野家で牛丼を食うぐらいの、ごく自然の行為である。だからエロス本を買う時は吉野家の如く自然な流れで

「デラべっぴんひとつ。ツユダクで」

「ツユダクはこれからのあんたでしょ」

と売り子に適当にあしらわれながらも粋に振舞えばよいのだ。

そんな訳で女性自身を手にするまでに5日ほど煩悶し、コンビ二に行く度にウロウロと挙動不審な行動を取ってしまった。防犯カメラのテープにはさぞ怪しい人物として映りまくってるに違いない。

さて、紙面での「むすこみっく」は、サイトで読み続けているので愛着があり、変わらぬ面白さであった。「コボちゃん」の第1回を思い出してしまった。コミカルでほのぼのしていてとてもよい。

読み終えて閉じると、表紙には氷川きよしの写真が載っていた。

「こりゃ、うちの母さんも絶対買ってるな」

栃木の実家にいる母は氷川きよしの大フリークである。地元のレコード屋でポスターを強奪する程の老いらくの狂乱。僕、お母さんのそんな姿見たくなかったよ。

正月、実家に帰った時も女性誌のバックナンバーが積んであったが、表紙は悉く氷川きよしであった。さて、その母が今週号の女性自身を手にするとどうなるか。

「きよし君、かっこいいわー。ん?『むすこみっく』?面白いマンガね」

むすこみっくのページにはサイトのURLも当然載っている。

「ちょっとホームページも見てみようかしら」

母はパソコンを持ってないので、同居する弟のパソコンからアクセス。むすこみっくのサイトからは僕のサイトへのリンクを貼って頂いている。

「いろんなページへのリンクがあるのねえ。見てみようかしら」

母が辿り着いたのは奇しくも僕のサイト。本名は隠してあるが娘・Rや息子・タクの写真が満載。

「ちょっとこれRとタクじゃないの!っていうことは…ギャアアア!」

女性自身ルートで母にサイトバレする恐れが!念のため弟には絶対母にネットやらすな、と伝えておかなければ。

何が恐ろしいってサイトバレほど恐ろしいことはない。地震よりも雷よりも恐ろしい。

女性自身雷火事親父。

※文中でところどころ「女性自身」と記すべきところが「女性セブン」となってました。
お詫びして訂正いたします。

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