極道と女装のクール・ミズ。

今年2度目のとしまえんプールに行った。
ここは何度来てもいい。ギャルのオッパイが。

いつもは嫁の寂れた乳しか見ていないので、若くて
ダイナマイツな乳は夏バテ防止のよき滋養強壮となる。

今回は嫁のママ友達ミゲル君一家と一緒で、ミゲル君は
Rと同い年の2才だけれども、全然怖がらずにバシャバシャ
水を掻き分けて楽しんでいる。一方でRは浮き輪付きでも
おっかなびっくりで、僕が押さえててやらないと泣いて
騒いでしまうという有様で

「ほれー。せっかくお前のカレシーとの水着デートなのに」

と言っても僕から絶対離れず

「じゃあ波の出るプールに行ってみるか」

と連れて行ったら波を一撃顔に食らっただけで

「ぎゃあああああ!」

大号泣となり二度と水に近寄らなくなってしまった。仕方が
ないので気分転換に、と屋内のプリクラやらUFOキャッチャー
やらがあるゲームコーナーに連れて行ったところ、Rはボタンを
バチバチ押しまくってはしゃぎだし、ご機嫌復活の兆しを見せて
いた。

そこで不思議な光景を見た。僕はしゃがんでRの顔を見ていたが、
その横にビキニ姿の子供の胸がぬうっと現れた。ずいぶんデブ…
もとい、豊満な子供だなあと思って顔を見上げたら、角刈りの男の子
であった。

なんというか、横綱貴乃花の子供時代がビキニ着ているような感じ。
確かにビキニに収める胸はあるが、それは別物だろう!いやまて、
もしかしたらダンプ松本のような限りなく男に近い女の子かもしれない…
と考えを改めようとしたのだが、もうひとり

「おにいちゃーん」

これまたRよりもフリフリで花柄の可愛いワンピースの水着の…
丸坊主の男の子がやって来て

「なに」

返事してるし!何なんだろう。この女装兄弟は。

「おーい、お前たち」

そこに父親らしき男も現れた。子供たちよりもっと派手な花柄の
水着…かと思ったら刺青だった。なんなんだこの一家。

謎は深まるばかりだが少し推理してみる。この花札のような背中の
紋々の男は、対立する組だか家に滅ぼされた親分で、その対立組織に
命を狙われており逃亡中で、子供達にもその危機が迫っていた。

男の子だと跡継ぎ候補としてこれも命を狙われる恐れがあるので、
こうして女装して追っ手の目から逃れようとしているのだ…。

なんつって。戦国時代じゃあるまいし。逃亡者が呑気にプールに
来ているはずもないし。そんなわけでそういった感じの人達であった
ので詳細は聞くことはできなかった。

あとで嫁に熱っぽく語ったところ

「え。言ってくれれば速攻で写真撮ったのに!」

とても命知らずなことを言っていた。バレたらプールで泳ぐどころ
じゃなく東京湾の底でもがくはめになるだろう…。
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