2005/5/7 土 | 日記
可愛い子には何をさせよう?
娘1才可愛い盛り。
親父三十路のやりたい盛り。
というわけで親父の盛りは関係なく、娘・Rに
おしゃれ欲が出てきたようである。
ある日、外に出かける時に帽子を被せようとした。
これまでのRは帽子が大嫌いで、被せるなり投げ捨てて
いたのだが、この日は自らカポッと頭に乗せたではないか。
そしてにっこりとして叫んだ。
「かーいー!」
かーいー?…可愛い?
そうなのだ。この日から帽子を被っては「かーいー」、
カーディガンを羽織っては「かーいー」と連呼するように
なった。これはおそらく僕がRに服を着せるたびに、いや、
それのみならずRの顔を見るたびに
「R、可愛いよR」
絶えず念仏の如く唱えているのを聞き、覚えてしまったに
違いない。僕の真似をしているのだろうか。それとも本当に
自分のことを可愛いと思って言っているのだろうか。
「まずいわね…Rが自惚れ屋さんになっちゃうよ」
嫁がクスクスと笑っていた。だとすれば由々しき事態である。
いずれ成長し、小生意気になって
「やっぱアタシって可愛いしー」
みたいな超ベリーバッドな糞娘になってしまったらどうしよう。
自意識過剰な天上天下唯我独尊娘になってしまったらどうしよう。
そして「この世は私のためにある」などとのたまい、ウララウララと
夜通し踊り明かすような不良娘になったら…。
「R。心で思ってても口に出しちゃダメだ!謙虚に生きなさい」
僕は父として幼い娘に人生の心得を教えた。三つ子の魂百まで。
しかし1才のRには当然そんなことは分かるはずもなく。
帽子を取って僕の頭にポンと乗せて
「かーいー!」
と微笑んだ。え、僕が?
やっぱアタシって可愛いしー。
三十路の親父も百まで。
親父三十路のやりたい盛り。
というわけで親父の盛りは関係なく、娘・Rに
おしゃれ欲が出てきたようである。
ある日、外に出かける時に帽子を被せようとした。
これまでのRは帽子が大嫌いで、被せるなり投げ捨てて
いたのだが、この日は自らカポッと頭に乗せたではないか。
そしてにっこりとして叫んだ。
「かーいー!」
かーいー?…可愛い?
そうなのだ。この日から帽子を被っては「かーいー」、
カーディガンを羽織っては「かーいー」と連呼するように
なった。これはおそらく僕がRに服を着せるたびに、いや、
それのみならずRの顔を見るたびに
「R、可愛いよR」
絶えず念仏の如く唱えているのを聞き、覚えてしまったに
違いない。僕の真似をしているのだろうか。それとも本当に
自分のことを可愛いと思って言っているのだろうか。
「まずいわね…Rが自惚れ屋さんになっちゃうよ」
嫁がクスクスと笑っていた。だとすれば由々しき事態である。
いずれ成長し、小生意気になって
「やっぱアタシって可愛いしー」
みたいな超ベリーバッドな糞娘になってしまったらどうしよう。
自意識過剰な天上天下唯我独尊娘になってしまったらどうしよう。
そして「この世は私のためにある」などとのたまい、ウララウララと
夜通し踊り明かすような不良娘になったら…。
「R。心で思ってても口に出しちゃダメだ!謙虚に生きなさい」
僕は父として幼い娘に人生の心得を教えた。三つ子の魂百まで。
しかし1才のRには当然そんなことは分かるはずもなく。
帽子を取って僕の頭にポンと乗せて
「かーいー!」
と微笑んだ。え、僕が?
やっぱアタシって可愛いしー。
三十路の親父も百まで。
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